
◇予期せぬドラマ「カルテット」◇
四月、諸事情により、ほぼ在宅。
つけっぱなしのTVから
ある作家がドラマ「カルテット」は見逃さず観てました。。とノタマッタ。
プロが見逃さないドラマ、、って?!と直ぐ検索。
なるほど…見ないわけだ。と合点した。
キャストが好きじゃなかったヤツじゃん。。
一月~三月まで放映され、何気に豪華キャスト+旬の俳優のヤツ。
の、、はずが、
この予期せぬドラマは、性悪女のようにワタシの予想を超えた。
観る側の心をオセロのように白から黒、黒から白。
そして
ぜーーーんぶ白にした…
なんとなく話す言葉の行間に隠された秘密の匂い、
沈黙の中に蠢く感情、、
展開が面白いとか、良く出来てるとかの、、は沢山ある。
だが
ドラマを観て、清々しい完敗を感じたのは初めてだった。。
なのにだ、、
「逃げ恥」のように、話題の中心にも出てこなかった。
その結果
「カルテット」が、意外にも低視聴率だった…と知った。
4人が背負った隠したい挫折や諦めを
見事に180度見方を変えた秀逸なドラマ、、なのに。
◇挫折と成熟。。◇
挫折、、
世の中、ゴマンとある挫折。
誰だって挫折なんて味わいたくない。
が、
上機嫌な言葉で人を愉しませることが出来る人や、
四季の移ろいを愛で、一日一日を咀嚼してる人は、
深く優しかったりする。
実は
その根っこにあるのは、深い挫折、、
現実に負け、心がボキッと折れ、 暗闇から自力で這い上がってきた人。
話しをすれば魅力的で、不思議とまた会いたくなる。
挫折がもたらすものは。。成熟への入り口
疲れた体に押し込むエサが 美味しい夕餉に
曖昧にしてた現実が 向き合う力に
嘘でごまかし続けた塊が 本心に添うように力をくれる
「カルテット」は、
挫折という荷物を捨て、
にっちもさっちも行かない現実に向き合い、夢に向かう覚悟で終わった。
もうちょっと頑張ってみよう…
夢が中途半端で終ったとしても、それは全然悪いことじゃない。。
**呟いてみた**
睡魔と親友のワタシ。
連日朝まで何度も「カルテット」を見続けた。
そんなワタシを見て、家人の左大臣もつられて見始めた。
だが最後まで見ない内に、
「そんなに面白い?オレ もういいや」だった。
脚本家/坂元裕二氏のオリジナル脚本。
あの「東京ラブストーリー」など、数々のヒットメーカー。
「カルテット」の会話の中に散りばめられた沢山の名文句があった。
そんな中で
『泣きながらご飯食べたことある人は 生きていけます』
予期せぬ成熟した言葉に、息が止まった瞬間だった。

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