チャン・グンソクさんのファーストアルバムのプロモーションは新聞広告を軸に展開された。その経緯について、音楽事業本部JKSプロジェクトの黒沢美樹さんは次のように語った。
黒沢ssi
「チャン・グンソクは、韓国をはじめ日本や中国などアジア圏で活躍しているアーティストです。アルバムリリースのタイミングで、ショーケース・ライブや握手会を開催するなど、日本では当たり前とされるプロモーションが難しいことは想定していました。たとえ発売当日に本人が日本にいなくても、日本中が話題となるようなプロモーションを仕掛けることが、私たちに託されたミッションでした」
新聞で何かをしたい。その思いはプロモーションの方向性を決める早い時期から考えていたという。
「マーケティングのチームから、新聞に掲載されたアルバムの記事や広告を切り抜いて『これを予約したい』とCDショップに持ってくる方も多いと聞いてから、新聞広告で何かできないかと考えるようになりました。また、チャン・グンソクは昨年、歌手デビューして以来、ファンの年齢層がぐっと広がりました。今では子どもから大人まで、親子でファンという方も多くいらっしゃって、本当に幅広い年齢の方が応援してくれています。そうしたことから、年代を問わず自宅に情報を届けられる新聞は雑誌に比べて効率がいいメディアだと思っていました」(黒沢氏)
プロモーション方法を考える上で黒沢氏がこだわっていることは、誰もやったことのない新しいこと。根底には、コアなファンはもちろん、ファン以外の人たちにもチャン・グンソクという存在、魅力を知ってもらいたいという強い思いがある。
「そう考えているときに、朝日新聞社から、新聞4ページ分を横につなげる4連版の『パノラマワイド』という広告の提案がありました。この紙面を活用すればアーティストの等身大写真の掲載も可能だというのです。最初に聞いたときは一体どんな感じなのかイメージできませんでした。アーティストの等身大写真を掲載することは朝日新聞でも初めてだったからです。実際に等身大写真を入れた見本紙を見せていただいて、その迫力に引きつけられ、即決しました」(黒沢氏)
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29日朝日新聞社広告局記事より
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