緑の切妻屋根の家が建つ

60代も後半になり、ひょんな事から一人住まいの実家を建て替えることになりました。

事なかれ主義にうんざり

2024-10-21 09:35:18 | ヘミシンク

 所属している組(区の下にある地域毎の組織所謂町内会)の私は3班に属している。いつの頃からか分からないが、私が学業のため家を離れた後、地域で班費を集め始め旅行や交流を図るためのバーベキューが行われるようになっていった。

 2006年に実家に戻ってきた頃は、両親は班のバーベキューに参加していたが、私は参加したことが無かった。母が癌でなくなって、父と2人暮らしになってから、私が1人で班の行事やバーベキュー代わりの旅行や、時の栖での食事会に出席するようになった。そして、コロナ下二年目に私に班長の順番が回ってきた。班の代表として組内で葬儀があるとその手伝いに行ったり、組長からくる書類を回覧板にして回したする仕事があった。そして、他の班にはない組費を集めるのも班長の役目だった。コロナ下以前は2ヶ月に一度の集金常会の時に集まった同じ班の人達から2ヶ月分1000円を集めれば良かったが、コロナで常会が開かれなくなったため、班長が各世帯を回って集金して回るのだった。その時点で班で集めたお金は57万ほどで1世帯に4万配っても1万弱余るくらいに溜まっていた。

 コロナ下で班費を使うようなイベントも開かれず、また五十数万も班費が溜まっているのに、なんで班費を集めなければならないのだろうと疑問が湧いた。また、班内には私のように2人暮らしや1人暮らしの家庭もあった。中には足が悪くて、あまり班の行事には参加できない1人暮らしの方もいる。そういう世帯は班費を払ってもなんの見返りも無く、自分は参加できない班のイベントにお金を寄付しているだけに過ぎなくなってしまっているということに疑問を抱いた。なので、班費を集めつつ「沢山溜まった班費は一旦各世帯に4万円ずつ返して、とりあえず班費を集めることを止めたらどうか?」と聞いて回ったら、賛成意見を言ってくれる人達も数人居たので、思い切って班の常会を開いて話し合いの場を持った。

 すると、この地域に昔から住み影響力も強く、何かと集まってイベントをすることが好きな家のお嫁さんが「昔から続いてきた班の交流の場を無くしてしまうのは寂しい気がする。」という意見を言い、家の隣の人も全く無くすのも・・・という同調する意見を述べた。色々話し合った結果、1世帯当たり3万円の返金をすること、イベントに出席出来なかった世帯にも出席した家庭に補助したものと相当の金額を返金すること、引っ越す人には班費の中からお餞別を出すこと。来年一年はもう班費を集めないので、その後どうするかは来年の年度末に話し合いの場を設けることなどが決まり。私は決まったことを回覧板にして回したが、その文書も、データもとっておかなかった。その話し合いの時に、私に個人的に会って話をしていたときは賛成意見を言っていた人は誰も発言せずだんまりだった。

 そして今回、班費を再開するかどうかと氏子の役を選ぶ事が議題の常会でも、参加を促すときに意見を聞いたS山さんは「他の班は班費なんてどこも集めてないし、班費なんて止めてしまえばいいんだ。」とかなり強い口調で言っていたくせに、いざ話し合いの場では一言も口を出さなかった。後で、隣のS澤さんにその話をすると「みんなずるいんだよ。」と言ってくれたが多分彼女自身も自分が出席したら何も言わないんだろう。S澤さんは私より一回り以上も年上なので、彼女の娘が出席したが娘も一言も言わなかった。司会をした班長は指命をするべきだったと思う。イベント推進派でこの班の地域の中心的と多分自負しているだろうK家(屋号)は、班長は夫婦で、そしてその義両親も夫婦と長男まで連れて参加していた。コロナ前と同じようにしたいので大勢で参加したのだろうと思う。夫婦とも発言していた。しかも、一応来年の4月に班費の額を決めその時一回の集金にすることとはなったが、その額も今まで通りの金額をご主人の方は「6000円?だったらその時に集めたら。」のようにもうコロナ以前と同額に集めるのが当たり前のように言っていた。そもそも、班費をイベント以外に使ったことはここ数年ないはずだ。また、事務費だってイベントをするからかかるのであって、他の班のように班単位でのイベントなんてしなければ、会計報告その他の会計も無用になるので事務費なんてかからない。

 今回の参加世帯は13世帯の内6世帯だったということだった。この班は次世代が居る家庭と、次世代は一緒にいないで1人暮らし2人暮らしの世帯に別れてしまい。世帯間の状況の格差が大きい。高齢者中心の世帯の場合、バーベキューなんていっても1人かせいぜい2人参加で、しかもそんなに食べたり飲んだりは出来ない。1世帯毎に対する班費からの援助といっても、1人で参加する世帯は大勢で参加する世帯に比べると班費からの恩恵は少ない。そういうケチに思われるようなことも私は話し合いの場で言った。班費の集金は任意にして欲しいと思う。そうできないというなら、組自体から抜けたいと思う。

 


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