冒頭、情景が身体に染み入りにくい。
文章の滑らかさが私には足りなかったのか、それとも、
「植物の認識」というヒトの言語ではない領域に近づけた表現を
意図していたからなのか。
AIを対にして言語を学習させていくと、いつかヒトのことばを
介さない独自のことばを生み出してヒトに理解できない会話を
し始めるのだと、いつだったか読んだ。その感覚に近い。
植物についての仮説が魅力的。
意識のようなのがあるけれど、ヒトと異なって統合されない感じが
それっぽい気がして、腑に落ちる。
森は物質で繋がる(菌根や共生菌をつなぐのは代謝の連鎖、物質の移動。
人間の脳内でシナプスの間は物質が繋いでいるのと似てる)から、
ネットワークそのものだし。
物質の移動はエネルギーの偏在だし。
この世界観で長くものがたりを綴ってほしいな。
自然林と「庭」の違いの表現も。面白かった。
主要人物3人とも繊細でピュア。植物っぽい。
文章の滑らかさが私には足りなかったのか、それとも、
「植物の認識」というヒトの言語ではない領域に近づけた表現を
意図していたからなのか。
AIを対にして言語を学習させていくと、いつかヒトのことばを
介さない独自のことばを生み出してヒトに理解できない会話を
し始めるのだと、いつだったか読んだ。その感覚に近い。
植物についての仮説が魅力的。
意識のようなのがあるけれど、ヒトと異なって統合されない感じが
それっぽい気がして、腑に落ちる。
森は物質で繋がる(菌根や共生菌をつなぐのは代謝の連鎖、物質の移動。
人間の脳内でシナプスの間は物質が繋いでいるのと似てる)から、
ネットワークそのものだし。
物質の移動はエネルギーの偏在だし。
この世界観で長くものがたりを綴ってほしいな。
自然林と「庭」の違いの表現も。面白かった。
主要人物3人とも繊細でピュア。植物っぽい。
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コルヌトピア
津久井五月
早川書房
https://www.hayakawa-online.co.jp/shopdetail/000000014560/
(2021.2.23)
コルヌトピア
津久井五月
早川書房
https://www.hayakawa-online.co.jp/shopdetail/000000014560/
(2021.2.23)
千葉市美術館に向かう出掛け、長く総武線に乗るからと、
道連れに何となく積読から選んだ本は、植物が内包する何かを指していて
田中一村の描くそれとシンクロ。
本はいつだって読まれたいときに私を呼ぶのだ。
道連れに何となく積読から選んだ本は、植物が内包する何かを指していて
田中一村の描くそれとシンクロ。
本はいつだって読まれたいときに私を呼ぶのだ。