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【展覧会】田中一村展 -千葉市美術館収蔵全作品

2021-02-24 00:20:41 | アート・文化
冒頭、12歳時の作。
上手いのとよく残ってたと思うのと。赤が印象的。
水墨に赤を差す描き方は、後年の作にもいくつかあって。
赤は、朱でなく紅の系統かな。

そして20歳前後の作に進み、琵琶と瓢箪と蓮の三つの軸を観て
もうこれだけでも大満足、遠いけど来てよかった。

更に椿図屏風が圧巻というか何やらなぜか切なくて立ち去り難し。

その手前の桜の葉先の巻き具合にフェチを感じ、気になってもう一回
戻って熟視したら桜餅に見えてきておいしそうな感じになった。

自然がつくる形の不思議を追っていた人だったのかな。軍鶏といい。

千葉での暮らしで人びとに残した絵・色紙、彫り物や焼き物。
暮らしの中にあるものとしても センスいい のだ。

どうして奄美大島だったのだろう。後で調べてみよう。

帯地に描いたり、鑑賞用も絹地が散見される。
奄美大島で染色の仕事をしていたとのこと。
染でも何か創作していたのだろうか。

終盤でアダンとご対面。
他の絵のように愛しくくらしを映すのでなく。…この精神性は。

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千葉市美術館拡張リニューアルオープン・開館25周年記念
千葉市制100周年記念
川村コレクション受贈記念
田中一村展 ―千葉市美術館収蔵全作品
2021年1月5日~2月28日
https://www.ccma-net.jp/exhibitions/special/isson-tanaka/

千葉駅がすっかり変わっていて出口に迷ってしまった。
前に来た時は絶賛工事中だったのに、あれはいつ?
…2015年のドラッカー以来だったみたいです。ほぼ6年経ってた。

(2021.2.23)