「男は妻に先立たれることを考えない → いざという時の狼狽 → しかし時間が経つと順応していく」 ものなんだなと痛感する場面もあります。
きっと、男というのは不思議な生き物で、妻に先立たれることをあまり考えないのでしょう。というより、考えたくないのかもしれません。
私の知り合いにもなかなかの高学歴で、いつも奥さんに命令口調だった人です。ところが、その奥さんが認知症になり入院すると、彼は泣きながら狼狽えていました。あれだけ威張っていたのに、今は「どうすればいいんだ…」と途方に暮れているのです。
また、ダンスの知り合いにもこんな人がいました。奥さんが突然、脳梗塞で他界しました。ショックでしばらくダンスから離れていたようですが、1年も経つと新しいパートナーを探して、また楽しそうに踊っているとのことです。それは寂しさから逃れたいのか?本当にダンスが好きなのか?本人しか分からないかと思います。
その他にもお一人で暮らしている方がいます。道志の別荘でも永住されている方です。
8年前に奥さまは乳がんから他の場所まで転移して他界したそうです。今までのお住いは娘さん夫婦に譲り、時折り(週末は)孫の世話を頼まれて帰っているようです。
器用な方で家の間取りを変えたり、畑仕事で日々を送っています。私より一つ若い方ですが、もうこの一人暮らしも慣れたと言っていました。どこかに奥さまの遺影などは飾ってあるかと思いますが…。
また、ジムでも…。ある時 ”yukiさん 以前 ダンスサークルで一緒だった○○です”と声をかけられました。毎日のように10時ごろにはジムに入り、マシンやランニングされて体を鍛えています。また、ズンバなどのレッスンも受けており、" 汗かいて楽しいよ!"と私も誘われました。
狭いスタジオですが40人くらい(ほとんどが女性)が音楽に合わせて汗をかいています。
“こんなグループレッスンも長くやっていると顔見知りになり、話かけているんですよ“ と...。そして、昼過ぎにはサウナに入ってロビー近くのラウンジで寛いでいました。
どう見ても、朝から昼過ぎまでジムで過ごしているのもですから、”失礼ですけど、奥さまは?” と聞いてみました。定年退職した時には入院されていて6~7年前に他界されたとのことです。
” 帰宅して総菜を買い求めたり、ラーメンに玉子でも落とせば十分ですよ!” と言っています。まさにジムにいることが生活の一部になっているのです。もう80歳近い方です。
私は女房を失えばうろたえるのかと思って失望感をいだくかと思いますが、しかしみなさんを見ていると、現実は悲しみながらも、どうにか適応していくものらしいのです。
もちろん、忘れるわけではない。ただ、時間とともに「それでも生きていくしかない」と思えるようになると感じました。
どうやら人間(男)というのは、意外とたくましく生きて行くのでしょう...。とはいえ、やっぱり考えたくはないものです。
よく分からないのですが、男性の心理とはそのようなものなんですかね?
この3月に結婚52周年を迎えます。今までは結婚記念日に両方の親に感謝の電報を毎年送っていました。(電報は安上がりで、気持ちも残ります)
もう、両方の親はいません。昨日も女房あてに「通過点として結婚52周年目を迎えました。これからも元気で暮らしましょう」と記念日に合わせて送ったところです。私は結婚記念日は祝ってもらうのではなく、感謝する日だと思っています。
文面はシンプル(値段が安いのと文面からいろいろと想像する)ですが、長い年月を共に過ごせたのは、お互いの努力や支え合いがあってこそで、派手にお祝いするよりも、「ありがとう」と伝えることが大切だと思っています。
男性の心理では多くの人は「自分が先に逝く」と無意識に思っているのでしょう。女房に先立たれることを深く考えないのかもしれません。
しかし、いざその時が来ると、想像以上に動揺してしまう。だからこそ、女房が健在なうちに感謝の気持ちを伝え、大切な時間を共有することが大事と思っているのですが、直接言うことはなんか苦手で電報で伝えるしか出来ません。電報の文面は短いほど、想像力が高まります。
一番短い言葉です。南極越冬隊は無線での会話しか出来ませんでした。
ある隊員が送った言葉と返って来た言葉です。「おまえ」「あなた」でお互いの気持ちが通じるのです。
早いなぁ~52年もの間、一緒に歩んできた夫婦なんだぁ~…。
yuki76
49日の法要も終わった今 全く
同じように考えてくださるかたのいること
救われます。感謝いたします。
49日忌で霊から仏さまに成仏する節目ですね。
49日間でお世話になった方々へのご挨拶と仏さまになる準備は時間が足りないような気もいたします。
全くの私の独り言です。亡くなる方の順番が自分で作っているような気もいたしますが、順番が無いのに気が付かされます。
コメントありがとうございました。拝
できれば妻に自分より1秒でも
長く生きてもらいたいです。
女性は夫に先立たれる確率が高いようですが
女性の方は強く生きておられる方が多い気がしますが。
男性でも大丈夫な方もおられるんですね~
感謝の言葉は言っておきたいですが。
パパ何があったのと言われそう?(笑)
寿命はどちらが先かどうかは分かりませんね。
感謝の言葉を言って、「パパ何があったの?」は過去にやましい心があった?のかも知れませんね(笑)
言うだけはタダですので、ちゃんと伝えるのも良いかも知れません。
夫は年の差もありますので以前から覚悟はしてるのですが(どこも悪くなく元気ですけれど)、
夫との別れというのは私には一番の試練になりそうです。(これまでも試練は色いろありましたけど)
田舎では地域の作業や回り役など二人いれば交互に出られますが、
女一人ですと山の下草刈りのようなものも女性が出ねばですので、
一人暮らしになられた方々は、夫が居る人が羨ましいというけれど本当にそうなのです。
若い人たちと同居で成り立ってきた田舎の慣習なのですね。
私は夫から有難う等とか言われたことは無いのですが夫から感謝はいりません。
居てくれるだけで長生きしてくれるだけで私のほうが感謝です。
yukiさんはパワフルでカッコよくて!そのお暮しはまぶしい位です°˖✧◝(⁰▿⁰)◜✧˖°
奥様もとっても素敵ですし°˖✧◝(⁰▿⁰)◜✧˖°
考えても予想しても どうにもならないことだと思うんです。
私が体験しての感想です。
その時がやってきたなら どうにかなるものだと思います。
夫が旅立って悲しくて寂しくて悔しくて
あの時は、自分が世界中の誰より不幸なんだと思ったこともありました。
もうすぐ3年になりますが、夫に感謝して
夫との思い出が私の宝物です^^
東京では地域の行事に参加しなければならないことはありませ。ある意味では近所付き合いも無いのです。
いわゆる、組が無いのです。隣の市では公の町会も無く(もちろん町会長もいません)、市からの回覧板も無いのです。
アパート・マンションなど共同住宅が多く、近所に住んでいる方のお名前や顔も知りません。
実に冷めた?地域です。
家内は山梨育ちですので、結婚する際にもご近所に挨拶にも行きましたし、私も田植えや側溝掃除も手伝いました。
東京の婿さんは良くやるなぁ~と、近所でも評判だったようです。
たしかに、草刈りなどは女性にとっては大変ですよね。雪の多いところは雪下ろしもです。
仰る意味は良く分かります。
>居てくれるだけで長生きしてくれるだけで私のほうが感謝です。
お互いに元気で長生きが一番ですが、どちらが先かは?こればかりは誰にも分かりませんね。
私については、ごく平凡な人だと思っています。ある意味では自分に厳しい部分があるのかも知れませんね。
私もそうありたいと願っています。
気持ち的には突然ではなく、まだまだ先の話しかと思っていますが、こればかりは分かりません。
いつもお孫さんの話題とかで、ブログを楽しく拝見しております。