回想は1年前からスタート。
ゲームではホップと主人公で起きるイベントを、図鑑所有者二人で置き換えた形になっているが、やはり所々気になるポイントがある。
ゲームではウールーが入ったのを追う形で森に行くことになったが、今回はねがいぼしを追って森に入る。
ゲームでのねがいぼし入手はマグノリア博士の研究所でのことだが、そこをくっつけてきたのだろうか。
しーちゃんは初めから手持ちを5体連れていた。これはちょっと意外。更に、SI接頭辞に由来するニックネームまでつけていた。
ここでハッキリするのが、リーグに出たいからねがいぼしが欲しいのではなく、「博士の助手になるためにダイマックスを身に付けたい」という動機。
その割には5体の手持ちはしっかりと鍛えられていると思える。威力の高い技を同時に撃ててるわけだし。
また、しーちゃんには前の話で「カジリガメの名前はすぐに思いだせても生態的特徴は出てこない」というシーンがあったはずだが、1年前は複数のポケモンの生態を言い当てている。
まさか、光を浴びたときに一部の記憶が欠落したとか?
ただ生い立ちについてはマグノリア博士が幼い頃から知っているようなので、先天的な部分で謎はないかもしれない。
記憶が欠落したとしたら、それは何故なのかというのは明かされるかな?
一方のそーちゃん。
なんとなくだが、「穏やかな態度の中に危うさと激情を秘めている」タイプなのかもしれない。
というのも、目的のためなら森の禁制を勝手に破った挙げ句、他人を巻き込んでしまうことに躊躇していない。
これは前回でも描かれており、目的のために合理的と判断したら他人を巻き込んででも達成しようとしている。
その部分はしたたかさとも言えるが、今回はそれで手痛い失敗を被っている。にもかかわらず同じような賭けを1年経っても行っているわけだから、穏やかに見えてギャンブラー気質が強いと感じた。
もう一つ気になるのが、ガラル育ちなのにダイマックスやポケモンリーグに興味がない点。世間知らずというレベルではない気がする。
なにかしらの蟠りがあるのかもしれないが、それはサンと被りそうな気もする。
ポケモンリーグに出る目的は「行方不明の手持ちを探すため」。
ただ、ダンデのデータをチェックしてたところからして、出るからにはトップを目指したいという思いもあるのかな?そこはもう少し説明が欲しいところ。
開会式は間に合わなかったということでカット。まあしょうがないか…。
ジムチャレンジのライバルたちはどう描かれることやら。マリィだけは存在が明らかになってるが。
なんとなくではあるが、11章以降の図鑑所有者は、女性に多くゲームでの主人公的立ち位置を割り振っているような気がする。
以下で整理する。なお、ポケウッドなど二人で同時に達成していることは除く。
ラクツ:特になし
ファイツ:母はゲームでの主人公の母
エックス:メガリングを先に手に入れる
ワイ:母はゲームでの主人公の母
サン:しまめぐりの証を持つ、Zリング(Zパワーリング)を手に入れる
ムーン:橋でのリーリエのイベント、アローラに引っ越す、最終話での通信がゲームでの冒頭と同じ導入
剣創人:現時点ではなし
盾・シルドミリア:マグノリア博士に幼い頃から世話になっている
一方、ゲームでは主人公とペアを組むキャラの役割を図鑑所有者が担うことも多くなってきた。例えば祭壇での笛とか。
そこも作品の個性、なのかなあ。