※ネタバレや見たくない(期待してない)コメントなども書いちゃうので
不快になりそうな人はぜったい読まないように!
性格上、基本的にベタボメな提灯記事は書きません。
鋼の錬金術師 嘆きの丘(ミロス)の聖なる星を観てきた。
いちばん言いたいこと、「大佐空気すぎ」。
錬金術は万能じゃないとか、等価交換とか、そういうのもこの
世界のテーマのひとつだったと思うんだけど、錬金術便利に使
いすぎ。なのに肝心なときはやたらと遠まわしすぎ。
例えば、ラストの溶岩をせき止める方法で気になったけど、ク
レタ側のガケに手をついて錬金術でふさいじゃだめなの?
谷の底からだったり、対岸からわざわざ伸ばす意味がよくわか
らなかった。そもそもジュリアが一瞬で溶岩を冷やせたのに
なんでそれをやらなかったんだろ?
「届かない!(>_<)」って、まるで能力の限界かのような演出
にも興醒め。別に異能者じゃないんだから。等価交換とすべき
材料が足りなくてどうしよう!?ってことならまだ判るんだ
けど。
それをおぎなうために科学のウンチクよろしく材料を生成する
方法をさがす、とかのほうがよっぽど錬金術師の世界観っぽい。
なのに、術師の人数増やしたら届きました…ってそれはなんか
違う気がしてしまう。
なんか、制作側の「こういう演出がやりたい!」ってのが先に
たちすぎてて、この世界の設定とかをあまり意識して無い感じが
残念でならない。
見せ場(絵面)ありきで、そこから逆算して話をつくりましたっ
て感じだよねぇ。
ほかにも、なにかを生成(理解・分解・再構築)するのと、
生成したものに指向性をもたせて自由に飛ばすのはべつもの
じゃないの?
それってもう、錬金術じゃなくて超能力じゃん。
兄貴(アトラス)が自由にビームみたいの出せるのと、空中に
白いブーメランみたいのを生み出してホーミング状態で飛ばし
たりしてた時点でけっこう萎えた。
アトラスも子供から顔の皮膚を奪ってなりすましたとかむちゃ
くちゃな設定だし、(しかも子供から奪ったはずの顔はジュリ
アが兄と気づかないくらい成長している)そもそもアトラスの
もとの体型からあのスリムな体になれるとはとても思えない。
あと、練成陣さえあれば誰でも錬金術を使えるみたいな設定も
イマイチ納得できない。もしそうなら、大佐の手袋さえ手に入
れてしまえば誰でも焔の錬金術師になれてしまうんじゃないの?
と、この作品の良かった点を探そうとしてるのにかえって不満
点ばかり思い出してしまう。
せめて、鮮血の星を欲しがってる連中がみんなホムンクルスに
踊らされてた、とかならまた違ったんだろうけどなぁ…。
だいたいホムンクルスがまったく関与して無い賢者の石精製
システムなんてありえるの?
ストーリーも、それぞれの敵対関係とかが基本的にシンプル
なのに、小難しくこねまわしすぎな感じ。アクション映画に
したかったんならこのへんはもっとそぎ落としたほうが良かっ
たのでは。
自分たちさえ良ければ他がどうなろうが知ったこっちゃないっ
てエゴを描きたいならもっとそこに絞るとかさ。
この点でいうと、ミロスもクレタもアメストリスの少佐?も
偽兄貴も、みんなかぶりすぎなんだよね。
みんながみんな勝手なことばっかやってるからどこにも感情
移入できない。
この世界に対してとくに理解しなくてもよくて、見た目と雰囲
気だけで作っちゃったのかなぁと萎え萎えなキブンになった。
とまぁ、色々とフラストレーションのたまった作品でした。
見どころは、いつも健気なウインリィかなぁ。
いつも報われないよねぇ…。ヘタすると報われないうえに
物語の終盤で死んじゃうような立ち位置だよねぇ。
ところで、ミロスの人々は風の谷のオマージュかなんかでしょ
うか?服装とか、「これ姫姉さまにあげるの」的シーンとか。
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不快になりそうな人はぜったい読まないように!
性格上、基本的にベタボメな提灯記事は書きません。
鋼の錬金術師 嘆きの丘(ミロス)の聖なる星を観てきた。
いちばん言いたいこと、「大佐空気すぎ」。
錬金術は万能じゃないとか、等価交換とか、そういうのもこの
世界のテーマのひとつだったと思うんだけど、錬金術便利に使
いすぎ。なのに肝心なときはやたらと遠まわしすぎ。
例えば、ラストの溶岩をせき止める方法で気になったけど、ク
レタ側のガケに手をついて錬金術でふさいじゃだめなの?
谷の底からだったり、対岸からわざわざ伸ばす意味がよくわか
らなかった。そもそもジュリアが一瞬で溶岩を冷やせたのに
なんでそれをやらなかったんだろ?
「届かない!(>_<)」って、まるで能力の限界かのような演出
にも興醒め。別に異能者じゃないんだから。等価交換とすべき
材料が足りなくてどうしよう!?ってことならまだ判るんだ
けど。
それをおぎなうために科学のウンチクよろしく材料を生成する
方法をさがす、とかのほうがよっぽど錬金術師の世界観っぽい。
なのに、術師の人数増やしたら届きました…ってそれはなんか
違う気がしてしまう。
なんか、制作側の「こういう演出がやりたい!」ってのが先に
たちすぎてて、この世界の設定とかをあまり意識して無い感じが
残念でならない。
見せ場(絵面)ありきで、そこから逆算して話をつくりましたっ
て感じだよねぇ。
ほかにも、なにかを生成(理解・分解・再構築)するのと、
生成したものに指向性をもたせて自由に飛ばすのはべつもの
じゃないの?
それってもう、錬金術じゃなくて超能力じゃん。
兄貴(アトラス)が自由にビームみたいの出せるのと、空中に
白いブーメランみたいのを生み出してホーミング状態で飛ばし
たりしてた時点でけっこう萎えた。
アトラスも子供から顔の皮膚を奪ってなりすましたとかむちゃ
くちゃな設定だし、(しかも子供から奪ったはずの顔はジュリ
アが兄と気づかないくらい成長している)そもそもアトラスの
もとの体型からあのスリムな体になれるとはとても思えない。
あと、練成陣さえあれば誰でも錬金術を使えるみたいな設定も
イマイチ納得できない。もしそうなら、大佐の手袋さえ手に入
れてしまえば誰でも焔の錬金術師になれてしまうんじゃないの?
と、この作品の良かった点を探そうとしてるのにかえって不満
点ばかり思い出してしまう。
せめて、鮮血の星を欲しがってる連中がみんなホムンクルスに
踊らされてた、とかならまた違ったんだろうけどなぁ…。
だいたいホムンクルスがまったく関与して無い賢者の石精製
システムなんてありえるの?
ストーリーも、それぞれの敵対関係とかが基本的にシンプル
なのに、小難しくこねまわしすぎな感じ。アクション映画に
したかったんならこのへんはもっとそぎ落としたほうが良かっ
たのでは。
自分たちさえ良ければ他がどうなろうが知ったこっちゃないっ
てエゴを描きたいならもっとそこに絞るとかさ。
この点でいうと、ミロスもクレタもアメストリスの少佐?も
偽兄貴も、みんなかぶりすぎなんだよね。
みんながみんな勝手なことばっかやってるからどこにも感情
移入できない。
この世界に対してとくに理解しなくてもよくて、見た目と雰囲
気だけで作っちゃったのかなぁと萎え萎えなキブンになった。
とまぁ、色々とフラストレーションのたまった作品でした。
見どころは、いつも健気なウインリィかなぁ。
いつも報われないよねぇ…。ヘタすると報われないうえに
物語の終盤で死んじゃうような立ち位置だよねぇ。
ところで、ミロスの人々は風の谷のオマージュかなんかでしょ
うか?服装とか、「これ姫姉さまにあげるの」的シーンとか。
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