一句鑑賞

関門界隈に行きたくなった

20数年ほど前に関門海峡辺りを下関、門司から何度も歩いたことがあります。

大河ドラマですが、義経の活躍も平家の滅亡もさらっと終わりました。

下関側には安徳天皇を祀る赤間神宮が竜宮を思わせる神門をくぐるとありますが、海から山への急な斜面にあるために境内は広くありません。いちど訪れたときは浦安の舞でしょうか、みこさんが三人ほどで舞ってらっしゃいました。宮司さんともたまたま立ち話したことを思い出しました・・・大したお話しはしておりませんが(-_-;)

関門海峡は狭くて潮の流れが速いです・・・潮に逆らっている大型船などは全く進まないように見えます。

とくに春の大潮のときの流れは凄いです。

門司側には布刈神社(めかりじんじゃ)が潮の流れをすぐ目の前にあります。

その境内には・・・当時ですから今は変わってますでしょうけど・・・

2階建ての木造で、二階部分の海峡側にはガラス窓となっていたような。

験潮?見学のために在ったのではないかと思いました、たぶん飲食などもできたのではと推測しました。

歳時記の春の大潮のときの・・・春潮という季語にある例句は・・・

春潮といへば必ず門司思ふ   虚子

たぶん布刈神社からの景色だと思います。

われも引き残されしもの大干潟   片山由美子

干潟が季語ですね。大きく引き切った干潟に胸に湧いてくるものを詠まれたのでしょうか。これから満ちてくる何かが予感としてあるとも読めますね。

今夜は季節を春に戻して・・・安徳天皇の入水のシーンがそうさせましたm(__)m

私は海へはお買い物に行きませんので、画像がありません(-_-;)

昔は行ってたんですよ、宗像大社やその近くの空海ゆかりの鎮国寺とか・・・

神湊(こうのみなと)には、宗像大社の中宮への船着き場があります。護岸に腰掛けて握り飯を頬張った記憶が蘇りました。

いつか再訪してみたい、関門海峡です。

これは2年前の芥屋の海岸です・・・海が恋しい(笑)

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