一句鑑賞

夏シャツ

母の大切なものに琴三弦と、その小間物がある。

その片付けに専門家のご意見を聞こうと考えてました。中央区赤坂門に琴三弦の専門店があって、その上部階では筝三弦の演奏例会も行われていた。なんども母を送ったことを思い出している。そのお店はとネットで調べると・・・今は西区の方に移っておられた。

電話をしました・・・母の楽器と小間物を処分したいのだが相談に乗ってくれませんか?

今は琴三弦をしている人が少なくなってしまいました・・・という返事です。それで中央区のお店を閉じて城南区に来ていたのですが、それでも来店が少ないので西区へと・・・そうなんですね。

母が自宅で教室をしていたころは、延べ数十人お弟子さんが居てお琴を買われるひとには紹介していました。こういった場合は楽器屋さんからリベートなど入るのですが、母はすこしでもお安くお弟子さんが買えるよう琴屋さんに交渉していました。お琴を教えるのはその楽しみを教えるのですから、そこに利益が発生するようなことは頭になかったのです。いわゆる音楽が汚れてはいけませんってことでしょう。

 

琴屋さんは・・・お琴などは学校とかに寄付をされるのも選択の一つでしょうね・・・なるほど。

しかし母の弾いていた三弦の皮が破れているので張り替えてくれませんか?には

はい、それは大丈夫ですよ。でも数か月も弾かないとまた破れますよとのこと・・・溜め息。

取りあえず、一度楽器を見ていただいてアドバイスしてくださるとのことで電話は終わりました。

子供の頃に母から琴を少し習ったのですが、三弦も続けていれば・・・と思うばかり。

 

母が愛用していたものですから、楽器としてもかなり上等なものです。たぶん驚かれるでしょうね。その価値に見合った方法でと考えております・・・だから手順を踏まないと処理できないのです。

いよいよ断捨離も大切なものとなりました。明日は写真を整理しますが、兄弟親族の写っているのは夫々にすこし送るつもり。それより古いものは、ほんの少し残して飾れるようにしたい。

明日は古き座敷にどっしり尻を据えてセピア色の写真に向かいます。

 

白シャツの吾セピア色母もまた

 

今日は暑かった、明日もまた。

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