2010-11-30 22:35:43 | 日記
今夜はエネルギー問題を・・・と言いましても歳時記の中のお話しです。
燃料として・・・炭・炭団(たどん)・石炭・コークス・練炭がありました。
私は1948年生れですから、すべて知っていますしお風呂を沸かすのは私の役目でした。新聞紙をふんわり丸めて火を点けて、薪を重ならないように隙間を空けて入れます。薪に火がつき勢いよく燃え始めてから石炭を入れるのです。
石炭に火がつくまでは団扇で風を送ったものでした・・・
上記の燃料を今はどこで使っているでしょう?
炭は焼き鳥屋さんで或いは茶の湯で・・・。
もう一般家庭ではまったくと言っていいほど使われていませんね。
わが母とゐるごとく居て炭火美(は)し 岡本 眸
火鉢に手をかざしたりしながら、その場を離れられない作者なのです。
いつかも母とこうして火鉢に暖を取ったのに・・・。
その美しい炭火を見ていると、母と居る安心感といいましょうか、そんな感じを持った作者なのです。
「ゐるごとく居て」この中七が全てです。
美しいのは炭火の色だけではありません。
お母さんもです。
今夜も貼り付けで・・・寒波の夜。
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