一昨日の再掲です。カササギ(鵲)は福岡県南部、筑後地方、久留米市から佐賀に多く見かけていました。
10年ほど前ですが、筑後のとある町を歩いていたら例のギャギャという鳴き声が激しいのです。近づくと電柱の巣を電気会社が撤去しているところでした。せっかく作ったのにと思いましたが、電気の事故は困りますからね。
巣を掛けないように、画像の電柱にも工夫がしてありました・・・扇風機みたいな羽がくるくる回っている装置のようでしたが。カササギ君は賢いですからね、見事?電力会社に怒られますが・・。
しかし電線か巣の材料か分からないほどたくさんの枝など集めるものですね。
佐賀、筑後方面だけに生息するのだと思っておりましたら、ここ数年、わが家の近くでも飛んでいるのを見ます。かなり生息域が広くなっているのかなと思ってます。
白と黒のコントラスト素敵です。調べてみると鳥類のなかでは一番大きな脳を持っているとかで賢いそうです。巣は高い木のてっぺん近くや電柱に作ります。
歳時記に鵲は出ていますね・・・
旧七夕ですから秋の季語になりますが・・・鵲の橋(かささぎのはし)、七夕の季語の中に載っています。
ウィキベテアで調べますと・・・そのままコピペで申し訳ないのですが。
七夕の架け橋を作る伝説の鳥として、カササギの存在は日本に知られることとなった。奈良時代の歌人大伴家持は七夕伝説に取材した下記の歌でカササギを歌っている。(『新古今和歌集』・『小倉百人一首』に収載)
鵲の 渡せる橋に おく霜の しろきを見れば 夜ぞ更けにける
ここから後に俳句の季語となったのでしょう。カササギ単独では季語にはなっていないようです。願の糸、赤い糸と同じ意でしょうが、例句には無かったですね。
伝説の季語、七夕の時期に天の川にかかる橋を作る鳥として思い出し作りますか。
そういえば高速を走っていますと、右手から左手(逆もありますが)へ渡っていくのを幾度も見ております。不思議な鳥だなといつも思っておりました・・・古き世の人々もなにか感じるところがあるのでしょうね。
BGM・・?明日に架ける橋としたいところですが、今夜は第九を聴いております。