2011-01-19 22:28:04 | 日記
昨日に続いて寒さの中の花を・・・
藁囲いの中で鮮やか咲いた花を楽しむと解説にあります。
藁に囲まれているので、花と藁の外との景色を詠んだ句もありますが・・・
日と月のごとく二輪の寒牡丹 鷹羽狩行
第三版には・・・作者の次の句もあります。
花のこゑ聞かむとかがみ寒牡丹
いずれも寒牡丹の美しさを詠んでます。
日と月・・・そして美しさの秘密を、何故そんなに美しいのか教えてくれと言わんばかりに花へ屈んだのです。
狂はねば恋とは言はず寒牡丹 西嶋あさ子
これは激しいですね。
恋は狂うものなのです・・・寒牡丹の美しさには狂うほどの何かがあるのでしょう。
みづからの深紅にふるへ寒牡丹 山上樹実雄
花そのものを詠んでいますね。
花びらが風に揺れているのを、花自身が自らの色に驚き震えているようだと。
それほどの深紅の花色なんですね。
2016.1.17
記事の中の第三版とは、師から勧められた角川の合本歳時記第三版のことです。
5年前の記事は第四版を読みながら書いていましたので・・・
私の句はありませんでした、花の前に立っていざ句をと思っても何も浮かびません。
ただ美しさを眺めているだけでしたね。
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