一句鑑賞

雛遊び

母は私たち三人の息子を持ったのだが・・・・と昔ばなしを。

池袋で育った母には、どうにも荒っぽいこちらの気風が気に入らなかった。

それで私たち男兄弟の遊び相手を近所の少し年上の女の子に決めていた。

ま、数年だが遊んだ記憶がある。

それから小学校に入学し、次第に同性とも遊ぶのだが荒っぽいと感じることもなかった。

つまり母は言葉遣いなどが嫌だったようだ。

当時の男子の遊びといえば、年齢差10歳ぐらいの十数人でするもので。

年かさがとにかく仕切るのである。

何をするにも役目とかを指示して、得意満面で相撲やら駆けっこやらを行うのである。

例えば駆けっこはハンデを付けるのである・・・年少の子から地面に棒っきれで線を引きスたーと位置を決める。よーいドンで田んぼ道を一周させる。その結果を基にして2回目は棒っきれのスタート位置が拡がったり縮んだりするのだ。それを得意満面でするのが年かさのボスですね(笑)

単純な遊びだがなぜそんなことをするのか・・・これは子供たちが立つ厳然たる地位を決める為ではない。弱い子も強い子も満足するというものを目標といえば大げさになるが、そのような平等主義でもなく・・・互いの力を認めつつ仲良くしていこうという、昔の共同体の中での暗黙のルールというやり方だったのかもしれない。

私は何度も走らされるのが嫌だった、いつも最後尾からスタートさせられるのだが途中は皆に合わせながらも最後はトップだった。おかげで小学校1年から地域のリレー選手で走らされたが、5年にの時は竹馬の友に譲った。今度はお前が走れよというと、とても嬉しがった上に優勝までした(笑)

こういった幼児体験といいましょうか・・・長じてからも影響はありましたね・・・先頭を切らない性格といいますか。なんといいましょうか、ね(笑)

このへんで

別に女の子と遊んだからではないのです(-_-;)

此処は秋月の武家屋敷久野邸で、3年前の設えですね・・・コロナからは閉館などもあり行っていません。

立雛の酌めばおもたき袂かな

といったところで

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