一句鑑賞

濡れて行きますか?

未明からのこまやかな雨が残っている朝でした。

伸び放題のわが家の庭の草木もしっとりとした明るみが感じられました。

春だなーと実感です!

春の雨はこうでないといけません、と勝手に頷いたりしています。

春雨や小磯の小貝濡るゝほど   蕪村

このしっとりとした雨は、こんな小さな貝をも濡らしている。

それほどやわらかく降っているのですね。

春雨のあがるともなき明るさに   星野立子

しっとりと時をかけて降り続いているのだが、ぬれた景色は明るいのでしょう。

まさに春雨・・・

捨て鍬の次第に濡れて春の雨   山口青邨

雨粒はぽつんと落ち諸物を濡らしますが、この次第に濡れてにはより細やかな見えないほどの雨粒なんですね。降り始めたかなと思ってからの時間の経過をゆっくりと感じさせる雨なんですしょうね。

で、こちらの雨も午後は上がりました・・・曇り空が続きましたが、景色に明るさを感じさせる雨となりました。

こんな雨に幾度か髪も濡れ、2月も過ぎて彼岸のころへと進んで行くのでしょうね。

濡れて行こうは誰でしたっけ?桂小五郎?

といったところで

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