歳時記の立春の例句を読んでいるとふとそんな気になった。
立春の雪白無垢の藁家かな 川端茅舎
藁屋根はもう残っているところは無いでしょう。
当時は当たり前の景色でしたのです。それを見たままの句ですが・・・
立春の雪は降るときを知り♪そんなことはありませんが。
白無垢、ここが大切なのですね。
いつもの雪景色なのですが立春の今日はその白さが違っているのですね、それは
待っていた春がようやく来たのだ。
その喜びを白無垢と自分のものとしているのです。
立春の竹一幹の目覚めかな 野沢節子
竹林に立つと頭上から、カン!などと音がする時がある。
しなり合い重なり合っていた竹がほどけるときに発する音のようだが・・・
竹も春になり目覚めたのかと、そして自らも目覚めているのです。
立春大吉舟屋の前に赤き泛子(うき) 池上樵人
景色そのままを詠んだ句ですが・・・舟屋はTVでときどき紹介されて視てはいるけど。
寅さんのロケにもありました。
その舟屋の前に浮子が浮かんでいるのです。
一時的に船を舫うものか用途は私には分かりませんが、
いつもの景色の中にある赤い浮子なのです。
でも今日はいつもと違って、より赤が目に入るのです。
立春となると普段目に入るものにも新しさというかふくらみというものを感じますね。
明日へと向かう心にほのかに点るなにかを感じます。
しかし漢字が難しい・・・IMEパッド必須でした
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一句鑑賞
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