一句鑑賞

季語の現場へ

二月になって心にすこしだけふんわり感が出てくる。
明後日節分、で立春と・・・
歳時記を愛読してうん十年過ぎると、その間に季節を知らぬ間に歳時記に合わせている自分に気づく。
どこか心の中に春を探しに見つけに行こうという気が起こってくる。

そんな時に最初に訪ねるのは決まって・・・筑前秋月だ。
もう何十回となく歩くと、小路の脇を流れている山々からの鮮烈な水が幾本からの路地を横切り、パン屋の先ですこし水流を増しながら音を立てている。
秋月には、この小路の脇の小さな流れがそれこそ小路の数だけある。
歩いていていつも視線の中に水流があり、心地よい水音に歩みを留めることもしばしばである。
早春という季語の現場がそこにある。
来週の休みに散歩しに行こう。

バス停の時刻メモして春立てり
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