一句鑑賞

蛍雪時代

午前中は雨と風・・・午後は上がりましたが北西の風が次第に強くて気温が下がりはじめました。

明日は午後には雪だそうです。この冬は降りませんでしたから気象的には初雪なんでしょう。

心は春になっていますので、春の雪ですかね?3月に降れば忘れ雪・淡雪名残の雪などと素敵な季語がありますね。

歳時記の句から・・・

ぼたん雪地に近づきて迅く落つ   鈴木六林男

まさにその通りですね。ふわふわと降っているぼたん雪は、濡れた地面に近づき落ちるとふっと消えてしまいます。つぎつぎと地面に吸い込まれるように消えていくのを見て、近づけばなお早く落ちているようだと詠んだのでしょうか。

4月ごろだったか、大分道を返るときに、日田から杷木へ梨の栽培している山沿いに走る箇所があります。夜でしたのでライトをつけてます、緩いカーブを曲がると梨の花がライトに白く浮かびます。まるでぼたん雪のようにみえたことを思い出しました。

梨の花も春の季語ですね

梨の花月に書よむ女あり   蕪村

山国の夜まっ白に梨の花   酒井弘司

どちらも夜と梨の花です・・・

月に書を読むとは?たぶん月光が梨の花を明るめ、その明るさに書を読んでいるのか、それほど梨の花の白がというわけでしょうか。蛍雪時代という言葉もありましたが、今は・・・

山国の、方は私の見た景色ですね。驚きの白が山肌に浮かぶのですね。私は車を運転しながら、え!ぼたん雪!と思いましたもん。

梨の花で一句できないかな?

というわけで俳句タイムに入ります

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