一句鑑賞

もうすぐ夏至

暑い日でした、久留米市では35℃を観測したらしい・・・唖然としますね。

私ん処では30℃は越えてましたでしょう。

まだ太平洋高気圧ではなく日本海高気圧でこの暑さです。

湿度がそれほど高くないのと風があるので救われていますが・・・

梅雨が明けるのが怖いです。

本日の秋アジサイ・・・12個の花の一つです、色の広がりといいますか、変化が楽しいです。毎日見れる幸せを感じます。

さて俳句です・・・夏至が近づきましたが、例句を見てみましょう。

夏至ゆうべ地軸の軋む音少し   和田悟朗

夏至の日の手足明るく目覚めけり   岡本眸

夏至の夜の港に白き船数ふ   岡田日郎

地下鉄にかすかな峠ありて夏至   正木ゆう子

以上4句載っておりました。

夏至ってどんな感じを持ちますか?

昼と夜の時間が同じだと教えられたことが頭に残っておりますが・・

だけではなくって、なんかもの見ればいつもと違うものを感じたりしませんか?

地軸の軋むといわれますと、あぁ、自分にも経験あるよ!

なんか変な音を感じたんだけど・・・って経験はどなたでもありましょう。

でもゆうべの軋む音ですから、これはね(-_-;)いろいろとご想像の範囲内で鑑賞しましょう。

手足明るく目覚めけり・・・そうなんだ、今日からは昼の時間が長いんだと目覚めて手足を伸ばしているのでしょうか。

白き船といえば大方は客船でしょうか。暗い港に何隻も錨を下しているのです、そのどれもが夜明けの出航を待っているかのように。

地下鉄には山や峠はありません。しかし作者はわずかな上り下り勾配を感じたのですね。

それを、かすかな峠と言われますと、暗い地下鉄の線路の中にも明るみへ向かう道があるのかと感じます。下五の夏至で句がしまってますね。

 

以上、昨日の記事でした。

なぜかアップしないでいました。

10日の今日も暑かったです(^_^;)

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