一句鑑賞

対比

すっきりしない天気でした。曇りでときどき雨。そしてほんのちょっとの日差し。

風呂上りに西の空に、雲をまといながらも三日月が出てましたね。

なんか救われる感じします。

明日は洗濯物も乾きがよいかも(笑)

 

カバー写真を変えました。つぎの一枚の稲ですね

昨年の写真からでした・・・ここは秋月の「月の峠」のパン屋さんの駐車場で、彼岸花が咲き水路を隔て狭い田があります。たぶんこんな所で写真など取る人はほとんどいません、ですね(笑)

歳時記の例句から・・・

空澄めば飛んで来て咲くよ曼殊沙華   及川 貞

彼岸花水かがやきて運ばるる   富田 直治

二句が気になります。

彼岸花は死人花ともいわれますが、生との取り合わせの句ですか。

澄み渡る空の色から、飛んで来て咲いたのか!と言ってます。空との対比。

また水はただ流れるのではなくて、かがやきながら運ばれているのだと。水は生き生きと流れているのですね。その輝きとの対比ですかね・・・

最初の句は中七ではなくて八文字ですね。「よ」を省いていいのでしょうが、「よ」が実に効いています。

例えば、飛び来て咲くよ、でもいいかもしれませんし。飛んで来て咲き、でもいいかもしれません。でも七文字に収まり切れない作者の気持ちが、この「よ」を使ったのではないかと思いました。

空の澄み渡る季節を待ち望んでいたかのようにも受け取れますね。

俳句って奥が深いです。

おやすみー

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