一句鑑賞

受話器持つ

パソコンの通信速度がスローになってきた。昔のままですから、快適にYouTubeなど楽しめていたのに・・・ここ数日は画面が止まって動かないが、しばらくすると平常にもどるが・・・音楽も動画も止まったら話にならないし・・・(-_-;)

ケーブルの接続が暑さで緩んだのか?・・・そんなことないよね。

ここ数か月で母屋を解体するのだが、考えてみたらその前にしなくてはならないことがあります。

ガス、水道、電気、電話などの解約と接続の撤去?

とくに電話は・・・わが家の番号は四十八番なのである。壁掛けの左手には受話器を掛ける二股状の受けがあり、右手にはこれも金属製の可愛いハンドルがある。正面にはベルがちょうどおっぱいのように(目玉のように)ありその合間にベルを打つ金属の小さなハンマー?があります。そしてその下から人の顔で言えば鼻?みたいに通話口がラッパ水仙が俯き加減に開いている。

背の低い人はそのラッパ水仙に向って背伸びをして話すこととなる。

電話を掛けるときは左手の受話器を受け金具に掛けたまま、右手で右側のハンドルを回す。大体グルグルと二三回まわし、少し間をおいてまた廻す。左手の受話器を外して左耳に当て交換手の応答を待つ・・・しばし・・・

はい交換です、どちらへお繋ぎしましょうか?

地名と番号を言う・・・例えば、宗像の三百四十五番をお願いします。

しばし待つ・・・はい、お話しくださいと交換手の指示で通話が始まる。

もしもし、もしもし、聞こえるね!?

だいたいこんな感じで通話が始まる。

この電話機、本体はもちろん木製で渋い色である。

この後にダイヤル式となり、黒電話から緑色のとかデザインも技術も進歩しました。

私の心はまだ右手でハンドルを回しているのかもしれません。聞こえますか!?

 

どうしよう?元気ね?

うん、あまり変わらんよ。あんたはどう?

うん、こっちも変わらんよ。

そう良かったね・・・無言

・・・・

ところで、と同時に言ってまた無言

あんたから話しんしゃい・・・互いに笑う

いい?

いいよ

うん、この間くさ、〇〇さんと合ったとよ・・・

・・・長くなりそうなのでこのへんで受話器を置きます。

 

受話器持つため息といふ夏休み

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