一句鑑賞

平戸へ

大切な用件で長崎県平戸市へ行ってきた。
天気もドライブ日和だった。
平戸市役所のすぐ裏手がオランダ橋で渡って右手に歩くと、通り過ぎそうになる脇道といっても石畳の登り坂だが、入って道なりに行くと石造りの道が続く。
ずっと段々の道だが数段を踏めば数歩の緩やかな傾斜となる。
その繰り返しを20回ほど上り詰めると右に開けて、知らぬ間に高台に尖塔を見せていた教会の裏手に出ている。
カトリック平戸教会である。
礼拝堂に入ると様式に知識は無いが、円柱の上部から四方へ緩やかな弧が天井へと見事な局面を作って、さも天空に柔らかな居場所があるような感に包まれる。
ステンドグラスの色彩がまた穏やかで、濃い赤や青は使用されていない。
薄茶というか黄のやや濃いめの色が私にはひと肌の様にも感じて心地よかった。
もちろん堂内は祈りの場所、スマホなど失礼である。






影高くして尖塔の冬晴間   庸助

石段の坂道は「あなたへ」のロケ地だったそうだ。
海の青が言葉にならないほど美しかった。
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