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みなさん、こんにちは。
今回は《磻渓伊尹 佐時阿衡》のプリントをアップしました。
そしてブログでは「佐」に注目してみました。
漢字の成立ち辞典(加納喜光著)によると、佐にふくまれる「左」には「(右手を)支える」、右手を支えて交差する姿から「ギザギザでそろわない」というイメージがあるそうです。ここから、
佐 左(ささえる)+人 人の支えとなってわきから支える。補佐。
差 左(そろわない)+植物の枝葉が垂れ下がる形 枝葉などの先端がギザギザになって不揃いなさま。
嵯 山がギザギザとしたさま。
磋 ギザギザした玉を磨く。切磋琢磨。
蹉 つまずく。足がちぐはぐになってつまずく。蹉跌。
となるそうです。
伊尹や太公望(磻渓=太公望が釣りをしていた川)の名前が出てきたここらから、千字文は歴史関係の言葉が多くなってきます。
歴史小説が好きな私としては、ワクワクしながら殷や周について小学生の娘に語るのですが、なかなかすぐには伝わりません。
そもそも九尾の狐といってもピンとこないのですから、いたしかたないですね。
リンク先にあるプリントは千字文(岩波文庫)、漢字源(学研)などを参考にしてつくりました。
子どもが漢字を身につけるのに役に立つと思います。小学生のお子さんがいるお知り合いの方がいたら、よければこのブログを紹介してください。
みなさんのリアクション、お待ちしています。
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