小学生のための 千字文漢字練習プリント

古代の中国で生まれた千字文で漢字を学ぶプリントです。
1日20分ぐらい。親子で取り組んでみてください。

133・134 磻渓伊尹 佐時阿衡

2022年02月08日 | 千字文
 みなさん、こんにちは。
 今回は《磻渓伊尹 佐時阿衡》のプリントをアップしました。
 そしてブログでは「佐」に注目してみました。

 漢字の成立ち辞典(加納喜光著)によると、佐にふくまれる「左」には「(右手を)支える」、右手を支えて交差する姿から「ギザギザでそろわない」というイメージがあるそうです。ここから、
 佐 左(ささえる)+人 人の支えとなってわきから支える。補佐。
 差 左(そろわない)+植物の枝葉が垂れ下がる形 枝葉などの先端がギザギザになって不揃いなさま。
 嵯 山がギザギザとしたさま。
 磋 ギザギザした玉を磨く。切磋琢磨。
 蹉 つまずく。足がちぐはぐになってつまずく。蹉跌。
 となるそうです。
 
 伊尹や太公望(磻渓=太公望が釣りをしていた川)の名前が出てきたここらから、千字文は歴史関係の言葉が多くなってきます。
 歴史小説が好きな私としては、ワクワクしながら殷や周について小学生の娘に語るのですが、なかなかすぐには伝わりません。
 そもそも九尾の狐といってもピンとこないのですから、いたしかたないですね。


 リンク先にあるプリントは千字文(岩波文庫)、漢字源(学研)などを参考にしてつくりました。
 子どもが漢字を身につけるのに役に立つと思います。小学生のお子さんがいるお知り合いの方がいたら、よければこのブログを紹介してください。
 みなさんのリアクション、お待ちしています。


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