小学生のための 千字文漢字練習プリント

古代の中国で生まれた千字文で漢字を学ぶプリントです。
1日20分ぐらい。親子で取り組んでみてください。

199・200 易輶攸畏 属耳垣牆

2022年02月24日 | 千字文
 みなさん、こんにちは。
 千字文で漢字を学ぶプリントです。
 お父さんやお母さんに習いながら音読したり、書いたりして、なんとなくでいいので漢字に馴染んでいきましょう。

 今回は《易輶攸畏 属耳垣牆》のプリントをアップしました。
 そしてブログでは「垣」に注目してみました。

 漢字の成立ち辞典(加納喜光著)によると、垣にふくまれる「亘」は周囲を丸く巡らすことを示す符号で、亘のグループには、
 「丸くめぐる」
 「丸く取り巻く」
 という意味があるそうです。ここから、
 宣 亘(丸く取り巻く)+宀(家) 建物の周りを丸く取り巻くように、全体にまんべんなく行き渡るさま。広く行き渡らせる。宣伝。
 垣 亘(丸く取り巻く)+土 家の周囲を取り巻く土のへい。垣根。
 喧 取り巻いて騒ぐさま。喧騒。
 となるそうです。

 プリントにある「富貴則親戚畏懼之 貧賤則軽易之」は、
 富貴ナレバ則チ親戚モコレヲ畏懼シ 貧賤ナレバ則チコレヲ軽易ス
 と読むそうです。戦国時代の縦横家、蘇秦の話で出てきます。
 「冬日可愛 夏日可畏」は、
 冬日愛スベク、夏日畏ルベシ
 と読むそうです。

 リンク先にあるプリントは千字文(岩波文庫)、漢字源(学研)などを参考にしてつくりました。
 子どもが漢字を身につけるのに役に立つと思います。小学生のお子さんがいるお知り合いの方がいたら、よければこのブログを紹介してください。
 みなさんのリアクション、お待ちしています。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿