みなさん、こんにちは。
今回は《川流不息 淵澄取映》のプリントをアップしました。
そしてブログでは「不」に注目しました。
漢字の成立ち辞典によると、不は「そうでない」と打ち消す言葉ですが、口を丸めてプーというので、不には、
「丸くふくれる」
という意味があるそうです。ここから、
否 口を丸めて打ち消す言葉。否定。否認。
杯 丸くふくれた木の器。さかずき。
胚 子どもができてお腹がふくらむ。みごもる。
となるそうです。
プリントにある四字熟語「川上之嘆」は論語の言葉です。
子 在川上曰 逝者如斯夫 不舎昼夜
子、川のほとりにありて曰く、逝者は斯のごときか、昼夜をやめず。
孔子が川のほとりで、水が流れていくのをみて言った。過ぎ去って帰らぬものは、この川の水のようなんだろうか。昼も夜も止まることなく流れていく。
といった内容です。
小学生のころ、担任の先生が毎朝、自作の詩を私たちに読み上げさせていました。
「時は流れる。時間は進む。話している時も、寝ている時も(だったか?)」
とにかく、どんどん時間は流れていく。それを止めることはできない。大切にしましょう。といった内容だったと思います。
逝者は斯の如きというのは、あたりまえすぎるほどあたりまえで、なかなか気づかないことですね。
リンク先にあるプリントは千字文(岩波文庫)、漢字源(学研)などを参考にしてつくりました。
子どもが漢字を身につけるのに役に立つと思います。小学生のお子さんがいるお知り合いの方がいたら、よければこのブログを紹介してください。
みなさんのリアクション、お待ちしています。
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