昔,昔の話です。
情け深いおじいさんが出かけようとした時のことです。屋根のふちで休んでいた雀が,突然落ちてきました。まだうぶ毛が生えている生まれて間もない子雀でした。
「おやおや,かわいそうに。」
おじいさんは,子雀を拾い上げると手当をして屋根に上げてやりました。
それから何日かたった日のことです。おじいさんが庭にいると,雀が目の前に何かを物を落としたかと思うと,庭をちょんちょん歩き回ると飛び去っていきました。
「おかしなことがあるもんだ。雀は何を落として行ったんだろう。」
情け深いおじいさんが雀が落とした物を拾ってみると,何かの種でした。おじいさんは,何の種だろうと不思議に思いながら庭の畑にうめました。すると,いつの間にか芽が出て,つるが伸び,やがて大きな大きなひょうたんが実りました。おじいさんは,種を取るために一番大きな実を取っておきました。やがて大きな実がじゅくしたので,ひょうたんをわってみました。
「おや,実の中がピカピカに光っているぞ。」
なんとたくさんのお金が出てきたのです。情け深いおじいさんは大喜びです。
これを聞いたとなりのよくばりのおじいさんはがまんがなりません。
「わしは,もっともうけてやるぞ。」
と,いまいましく思いながらさっそく屋根にいた雀をさおでたたき落とし,一羽の雀の足をおってしまいました。雀を拾い上げるとらんぼうに薬を付け,
「さあ,傷をなおしてやったから,わしにも種を持って来い。」
と屋根に放り上げました。それから,よくばりのおじさんは毎日庭に出て雀が種を持ってくるのを待っていました。
一か月も過ぎたころに,ようやく雀が種を一つ落としていきました。
「ずいぶん時間がかかったものだな。さんざん待たせたのだから,大金が手に入る に違いない。」
と,ぶつぶつ言いながらさっそく庭に種を植えました。すると,またたく間にひょうたんが実りました。よくばりのおじいさんはにこにこしながらひょうたんを割りました。するとどうでしょう。へびやかえる,みみずなど,よくばりのおじいさんのきらいな生き物がぞろぞろはい出してきました。
「もうよくをかくのはこりごりだ!」
情け深いおじいさんが出かけようとした時のことです。屋根のふちで休んでいた雀が,突然落ちてきました。まだうぶ毛が生えている生まれて間もない子雀でした。
「おやおや,かわいそうに。」
おじいさんは,子雀を拾い上げると手当をして屋根に上げてやりました。
それから何日かたった日のことです。おじいさんが庭にいると,雀が目の前に何かを物を落としたかと思うと,庭をちょんちょん歩き回ると飛び去っていきました。
「おかしなことがあるもんだ。雀は何を落として行ったんだろう。」
情け深いおじいさんが雀が落とした物を拾ってみると,何かの種でした。おじいさんは,何の種だろうと不思議に思いながら庭の畑にうめました。すると,いつの間にか芽が出て,つるが伸び,やがて大きな大きなひょうたんが実りました。おじいさんは,種を取るために一番大きな実を取っておきました。やがて大きな実がじゅくしたので,ひょうたんをわってみました。
「おや,実の中がピカピカに光っているぞ。」
なんとたくさんのお金が出てきたのです。情け深いおじいさんは大喜びです。
これを聞いたとなりのよくばりのおじいさんはがまんがなりません。
「わしは,もっともうけてやるぞ。」
と,いまいましく思いながらさっそく屋根にいた雀をさおでたたき落とし,一羽の雀の足をおってしまいました。雀を拾い上げるとらんぼうに薬を付け,
「さあ,傷をなおしてやったから,わしにも種を持って来い。」
と屋根に放り上げました。それから,よくばりのおじさんは毎日庭に出て雀が種を持ってくるのを待っていました。
一か月も過ぎたころに,ようやく雀が種を一つ落としていきました。
「ずいぶん時間がかかったものだな。さんざん待たせたのだから,大金が手に入る に違いない。」
と,ぶつぶつ言いながらさっそく庭に種を植えました。すると,またたく間にひょうたんが実りました。よくばりのおじいさんはにこにこしながらひょうたんを割りました。するとどうでしょう。へびやかえる,みみずなど,よくばりのおじいさんのきらいな生き物がぞろぞろはい出してきました。
「もうよくをかくのはこりごりだ!」
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