冷川の不気味さがじわじわ浮き彫りになった巻でした。怖いけどミステリ感が増してきて引き込まれます。
三角は冷川と何気なく労働契約書を交わしてしまいますが、それとは知らず縛られ“彼のもの”となってしまうのでひやひや。見えない縄のようなもので縛られて、腰の辺りにはアザのような印をつけられていました。
この冷川の三角に対する執着、人として愛しているというよりはモノとして利用している感じなんですよね。「有効な助手」(有能ではなく)と言っているし。でも、だからと言って人として見ていないかといえばそうでもなく、三角のほうも強い呪縛の力をもつ冷川の「縛り」には他の霊能者よりも惹かれてしまうらしい。あからさまなBLではないですが、二人の関係がどうなっていくのかも注目、というかそれが一番のみどころかも。
まだまだ色々と謎ですが、一番怖いのは実は冷川、という核心の端緒が見えてきて不穏です。説明をほとんどしないで描写で展開していくので、ぼんやりみていると何か重大なことを見落としてしまいそう。新手のSMのようにも思えてきました。
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