月曜日は小学校で読み聞かせボランティアの日でした。今回も全学年に向けて放送で。
幼児向けの絵本『おにぎり』と、科学絵本『このよでいちばんはやいのは』の2冊を、私じゃなくて今年初めて参加してくださったメンバー二人が読みました。
ふたりともすごく良かったです!
『おにぎり』(福音館書店)
若いママさんの初読み。物語ではなく、おにぎりの作り方をきれいで細密な絵と優しい語り口で説明しているだけ。それが味わいがあっていいんです。楽しそうに読んでくれました。(2分くらい)
わたしが見学した高学年のクラスの子たちは、「うめぼし、うめて」に、「埋めて?」とビックリしてざわついていました。それに対して「他にどんな表現がある?」と一人の男子が振り返って聞くなどユルく和やかに楽しんだ様子です。
オチがないのをあれ?いいの?みたいな空気になったクラスもあったみたいです。こういうのもあるのよー。
『このよでいちばんはやいのは』(福音館書店)
これも物語ではないけれど、最初は「この世で一番はやいものって何かな?」という問いかけで始まり、動物や乗り物、音や光といった科学的な視野に発展。さいごは、それよりも速いのは「人間の想像力だよ」といって、遠い海に浮かぶ自分を想像してみよう…と誘います。
この最後のページは絵がなくて文字だけ。読み手は他の団体で長く読み聞かせしていらしたベテランさんで、しっとり聞きやすい声で心に響く感じでした。(約8分)
1年生を見学した人によると、よく聞いている子と難しそうで聞いていない子の差が激しかった様子。
でも、翌日1年生のママがLINEで読み聞かせのみんなに、家でこの話になったことを教えてくれました。
お子さんが夜、枕元で「ママ、光より早いものって知ってる?」「人間の想像力だよ」ってささやいたそうです。
こういうの聞くと、嬉しいですね。ちゃんと伝わっているんだな!って。