尻上がりに怖さが増していく漫画。ホラーと言い切るのも違う感じでサラッとしているのに相当怖い不思議な味わいだった。
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幽霊が見える書店員の三角(みかど)康介は、徐霊屋の冷川理人に見込まれ助手として働くはめに。
霊の未練無念を晴らして成仏させてあげる的な人情劇が皆無で、逆に冷川の完全ビジネスライクな徐霊が新鮮かつ面白い。だから余計に霊は霊でしかなく(今のところ)ただただ怖いのだった。
冷川の徐霊は、三角の体に手を通して霊を掴み「ぶん投げ」るという荒業で、三角はそれが快感という妙な設定。読者サービスだろうか。
岡田将生と志尊淳で映画化というので読んでみたけどこれは上手くやってくれると映像のほうが分かりやすくて面白いんじゃないだろうか。でも漫画は漫画独特の怖さがあって本当に怖かった。
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