私は原作を読んだことはないですが、昔アニメでやっていた『かしの木モック』は、ほぼピノキオですよね?なんだか懐かしい感じがしました。そしてイタリアのお話だったことを初めて知りました。そういやイタリアっぽい名前だわ。
番組で紹介していた原作は、丸太の時点でもうしゃべりだすモノノケめいた始まりでした。おじいさんが人形をつくるといきなり反抗的だし、動けるようになると家出するし、追ってきたおじいさんを虐待者の疑いをかけさせ牢屋送りにするし、家に100年住むというコオロギから説教されたことにキレて殺てしてしまうし、ろくなもんじゃありません。
しかしひもじさに反省したピノッキオはおじいさんが帰ってくると学校に行って優等生になると宣言します。喜んだおじいさんが真冬に外套を売って練習帳を買ってくると、顔中にキスして喜びますが、翌日学校に向かう途中で見世物小屋に入りたくて学習道具を売り払ってしまいます。
なんともバカ息子といいますか、移ろいやすい気分が子どもらしいっちゃらしいのですが、こっちはそういう話だとわかっていてもひやひやです。おじいさんが可哀想でならない!
その後もひと悶着あって、今度は足の悪い狐と猫に騙されそうな展開になっていきます。コオロギの幽霊まで出て来て忠告しますが(殺されたのに!)ここで次回へ続く。名著として読み継がれてきたのも納得の面白さでした。
朗読は最近活躍著しい伊藤沙莉さん。芝居がかって劇的に読む人も多いなか、わりと淡々と読んでらしたのが印象的でした。それがいいのが今一つなのか、はっきり分かりかねたまま、次回にまた期待です。
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