マンガ「ババンババンバンバンパイア」感想

奥嶋ひろまさ作（秋田書店）

少年チャンピオンで堂々のBL…？と思いきや、ブラッディ・ラブコメだそうです。アニメも始まりましたね。観ています。

18歳童貞の血をこよなく愛する吸血鬼、森蘭丸450歳。人間だったときは信長の小姓として有名なあの美少年という設定です。

しかし性体験の有無で味が変わるとか今どきそんなんか…と引いていましたが、電子で試し読みしてみたらハマってしまいました。

銭湯の一人息子・李仁くん15歳を狙って10年前から銭湯に住み込みで働く蘭丸。ところが、高校入学と同時に李仁くんが恋をしてしまい…！　李仁の童貞喪失を阻止すべく森蘭丸の七転八倒の闘いがはじまる。

べつに恋をしたら即肉体関係でもないだろうに…と呆れますが、初恋相手の女の子を脅そうとするも惚れられちゃって…のくだりから引き込まれました。

450年も生きてるのに自分がモテてることにも気付かず、世界中の誰もが李仁くんの魅力にやられると思い込んで李仁くんを狂おしく愛おしむところがツボです。食物への愛のはずが確実に片恋レベル。

森蘭丸をはじめ大ボケキャラクターたちの勘違いや思惑通りにいかないドタバタ劇のカオスが笑える漫画ですね。

8巻まで購入し3巻まで読みました。吉沢亮が主演で板垣理人が15歳をやる映画のほうも色んな意味で気になります。