父はつい最近まで2か所の総合病院に通院していてかかりつけのお医者さんが
いない状態でした。
しかし超高齢の父の容態は安定していて 毎回同じ薬を処方される状態でした。
もし 癌などの病気が見つかったとしても手術には耐えられない年齢ですので対処療法のみの治療になります。
なので 総合病院は2か所とも 卒業というより卒業させられました。
家から近いお医者さんに通うようになり 父は最初は不満の様子でしたが
行ってみて 待ち時間が少ないのと 診察時間が総合病院より長いことに
気を良くした様子でした。
昨日は 胸の部分が痛いというので2回目の診察に伺いました。
父の診察が終わりましたが かねてよりの心配事を先生に相談しました。
それは この先父が私の車で通院できなくなる日がそんなに遠くない時期に
来るであろうこと そしてその時には往診してくださるかということです。
先生は 「いいですよ。 往診させて頂きます。」 そして父の様子を
ジックリ見て 「本当にそうなってしまってからでは手遅れになって
往診できずに・・・ということも有りますので今月 31日にまず1回目の
往診をさせてもらってよろしいですか?」
その言葉を聞いた途端私はホーっとして 父の耳が全く聞こえなくなってしまったことを良いことにして 「まだまだずーっと先のことになると思うのですが もし看取りという場面になった時 先生にお願いできますか?」
「勿論です。 お電話頂ければ すぐに伺います。」
父を観察していた眼を私に向けて 「お父様は介護保険をお使いですか?」
私は「ハイ やっと判定がおりて 要介護1 になり 手摺などを3か所に付けて頂いたところです。」
「そうですか? 歩き方 椅子に座る時の様子 それから認知の方も少し
出てきたようなので 要介護1より重いと感じますので 見直しの請求をされては如何かと思います。」のアドバイスを受けました。
私の胸の仕えが一気に吹き飛んだ一瞬でした。
というのも 母は91歳で亡くなりましたが 具合が悪くなって総合病院に入院しました。検査 検査と続き 疲れたと言いながら検査を受け続けそして
その後間もなく亡くなったのです。
父には少なくともそういう心配は無くなりました。
かかりつけのお医者様を持つということはこういうことなのだなーと
しみじみ思いました。
そして今夜兄からの電話です。
お天気が良くなって涼しい風が吹き始めたせいか 父がV字回復して
昨日までの様子とは違ってお顔が生き生きしてきて運動不足になったら
いけないからと庭を歩き回っているぞ~
アップダウンの激しいお年頃です。 とにかく元気が何より。
ところで明後日実家に行くのですが 私の事 思い出してくれるかな~
まぁ 思い出してくれなくても私の顔を見ると満面の笑顔になってくれるから それだけでも良しとしましょう。
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