観光よりも夜行列車やおろち号に乗るのが目的の今回の旅行。
それでも 朝 出雲に着いた日は丸々1日 出雲大社やその近辺を路線バスに乗ったり歩いたりと時間に追われない(効率よく観光をしていない)物見遊山をしてきました。
先ずは出雲市駅から路線バスで正門前まで行き
此処から延々と厳かな参道を歩いて本殿に向かいます。
途中 参道向かって右側に結びの御神像が見えます。
大国主大神が日本海の荒波から現れた「幸魂奇魂(さきみたまくしみたま)」を授けられて結びの神になられたという神話を再現しているようです。
四の鳥居をくぐると拝殿が見えてきます。
この拝殿の後ろの八足門 楼門の奥に大社造りの本殿があります。
此処を左に折れて進むと 超巨大な大注連縄(おおしめなわ)が架かる神楽殿があります。
因幡の白兎にあやかってか そこ此処に真新しい兔の像が有ります。
おやおや 出雲は日本酒発祥の地らしいです。
木陰を伝って参道を戻ってくると浄めの池には菖蒲やアジサイが涼し気に咲いています。
隣接の県立古代歴史博物館に行って
鎌倉時代にはとてつもなく大きな社が建っていたであろう資料や展示品を見てきました。
稲佐の浜までは歩いて20分ほどで行けるらしいので姉と2人トコトコ歩きました。
途中 関東ではあまり見かけない花が大木に咲いているのを見て
グーグルレンズで検索すると「栴檀(せんだん)」と出てきたので姉に「ホラ!栴檀は双葉より芳しで有名な栴檀よ」と言うと 姉は興味無さそうに「ふ~ん 私 栴檀も そんな諺も知らない」などと言うのに私は更にビックリ。
そんなこんなで稲佐の浜に着いても
出雲大社に集まるために この浜には神無月には全国から八百万の神様が上陸なさったのよなどと話しても 「ここは夏場には海水浴場になるのね」などと話がかみ合わないのでありますが 現実的なことになると姉は私より感が鋭く私はトロい所があって この先も珍道中ならぬ珍会話珍行動が続くのです。
この日は 以前のツアーでは素通りだった神門通りをブラブラ 土産物屋さんを覗いたり 割りこ蕎麦を食べたり ソフトクリームを舐めたりで 出雲の町並みを楽しみました。
3日目 奥出雲おろち号や水島臨海鉄道 帰りの新幹線の合間の短い時間での倉敷美観地区観光です。
今回も大原美術館には入れず 外から眺めただけ。
人力車に乗ってみたいね。でも時間なし。
美観地区をウロウロしていると
ん? 何? あれ? トンネルの上に何やら立派なお寺らしき建物。
私 登ってみたくなってトンネル脇の階段を上がってみました。
案の定立派なお寺です。
別格本山観龍寺という真言宗御室派のお寺でした。
門の所から倉敷の街並みを見ていると
何やら階段の下から大きな声が・・・
時間を忘れてお寺や街並みに見とれている私を姉が呼んでいる声でした。
急いで階段を駆け下り倉敷駅へ向かい どうやら水島臨海鉄道には間に合いました。
少し焦りましたが 良いお寺を見せてもらいました。
階段を上るのが嫌な姉は下で時間の管理をしてくれていました。
興味も性格も違う姉ですが お互いを認めあっていてお互いビール好きで楽しい旅が出来ました。
でも次回は姉の好きな旅館やホテルでゆっくりくつろぐ旅にしなければと思っています。
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