「オレがマリオ」 俵万智 文藝春秋 発行
Twitterで俵万智さんをフォローしているけれど、息子さんとの会話が本当に面白いしすばらしい!
さすが、俵さんの息子はちがうなあ。。。と常々思っているんだけど。
題名の「オレがマリオ」も息子さんの言葉。
震災後に三陸から石垣島へ転居して島の生活を息子さんが評した言葉。
今まではゲームの世界でマリオが冒険したけれど、島の生活では自分がマリオのように冒険している、と。
そしてゲーム機はいらなくなった。。。と。
作品の中で時間が時系列通りになっていないところもあるけれど、息子さんの成長を見守る俵さんの優しいまなざしを歌った作品にはすごく共感。
短歌という短い言葉のなかでよくぞここまで母の心情を切り取ってくれた!という感じ。
装丁もすごく素敵。
電子書籍もどんどん増えているけどこういうきれいな装丁はやっぱり紙じゃないと、という気がする。
同僚が貸してくれた本だけど、機会があったら買っちゃおうかな。
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