若い頃はあまり好きな曲ではありませんでした。
ある時期・・激変の青春を通り過ぎてからかな・・お気に入りの1曲になりました。
フルトヴェングラー指揮、録音日(SP盤コロンビアレコード)は不明、再生している蓄音機(日本ビクター)自体は1930年代製造だそうです。
音楽のテンポはかなり速いです。
切れの良い、しかも芳醇な味わいの音楽です。
力強く美しくドラマチックな演奏です。
我ながら蓄音機の摩擦音をよけて聴いてくれる才能があるようでラッキーです。
ベートーベン時代のテンポってどれ位だったのか興味あります。
知っている人はいませんよね。
宮沢賢治さんも、フルトヴェングラーが指揮する『交響曲5番』のレコードを購入して聞いていたと知って感無量です。
ちなみに、宮沢賢治さんが聴いていたレコードは、昭和2年に発売(ポリドール)したものとのことです。
欲の渦巻く日常に埋もれていると苦しくて力が萎えてしまいそうです。
そんな時は、これまでに触れてきたものの最高、最上のものと再会するのが良いように思います。
2014年8月10日現在
東日本大震災から、ちょうど3年5ヶ月たちますね。
まだまだ多くの個人の方々や団体が継続して支援なさっています。
そして、まだまだ継続した支援が必要なんですね。
下記の2つの団体は、私が、東日本大震災などに関する情報を得ているウェブサイトです。
ぜひ、ご覧になってください。
・JCN 東日本大震災全国ネットワーク
ビデオでの活動報告もやっています。
・JPF 東日本大震災被災者支援特設サイト
活動の様子を写真などでも報告しています。
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第9回JCN現地会議in岩手の中で、WAM(福祉医療機構:税金で運営されている団体)代表の方の説明を聞いてみました。
『心理的回復のプロセス』という曲線における、谷のあたりから山へかけての説明が気になりました。
阪神淡路大震災を例にとっていましたが、谷から山へかけてというのは、1つ目の山を越えて、2つ目の山へ向かう途中のことです。
この幻滅期という谷から、再建期という山を登る途中、急激に自殺の方が増えていったそうです。
映像中の資料の記載 : 英雄期→ハネムーン期→幻滅期→再建期
参考:岐阜県精神保健福祉センター資料 : 『災害時のこころのケア』より
1.衝撃期→2.反動期→3.幻滅期→4.再適応期
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私自身、震災の3ヶ月後に釜石市を訪れて街を歩いてみました。
街で人と会うことはほとんどなく、走っている車を見かけることもほとんどなく、むせ返るような、すえたような匂いが立ち込めていました。
そこで、1軒のコンビニエンスストアが開いていたのには少し驚きました。
あんな状況の中ですからね。うれしい気持ちというより、感動しました。
人と会う状況が難しい中、バスを降りてきた方だったでしょうか、お話しできました。
釜石の商店街をご利用なさっていた方のようでした。
黒い津波が、商店街のアーケードの屋根を、かなりのスピードで走っていった、ということでした。
ご存知の方も、その黒い津波にさらわれていったそうです。
港では、海上保安庁の船が浮かんでいただけでした。