第1日 折立~薬師沢小屋
第2日 薬師沢小屋~雲ノ平~高天原
第4日 双六小屋~鏡平~ワサビ平~新穂高温泉
3日目(2013年8月18日)
高天原山荘~岩苔乗越~三俣山荘~三俣蓮華岳~双六岳~双六小屋
標高:高天原山荘2285m 岩苔乗越2730m 三俣山荘2550m
三俣蓮華岳2841.2m 双六岳 2860.3m 双六小屋2600m
今日のお天気:
→
→![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/cloud_sim.gif)
全行動時間: 10時間16分(スタート5:42 ・ゴール15:58)
本日のルートは:北から南へ
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/45/b4/58765e099adcf31f8589db80cb4d3d9b.jpg)
次はルート断面図です。クリック2回で最大拡大します。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/07/af/a7f6005dc66f5ac8be4a8dba14244b7b.jpg)
作成したルート図によりますと: 累積標高(+1276m)累積標高(-854m) 沿面距離11km超。
昨夜も、ゆったりスペースでよく眠ることができました。朝ごはんも完食。
体は軽く快調なスタートですが、気になるのは稜線を隠す霧の動きです。。。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0a/96/44d3745d59eb3bc084a8cf854c7ea215.jpg)
清々しい高天原を眺めながらテクテク・・・o(゜ー゜o)。。。。3
双六小屋まで、今日も![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hiyo_do.gif)
岩苔分岐から岩苔乗越へ
・昨日来た道を、岩苔分岐まで引き換えし・・。 ・ちょっと寄り道!水晶池
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3a/4f/16616113e6067f5eedae2325a141279b.jpg)
水晶池から元のルートに戻り、緩やかではありますが確実に高度をあげて進みます。
道幅は狭くちょうど人一人分ほど。
この道、蚊が多いです(^▽^;)
昨夜同宿の方から、「蚊に刺された。洋服の上からも。」とお聞きしていたので、
虫よけスプレーを頭から首、顔には指先で、ザックにもかけました。
一定の効果はあったものの、首から耳にかけて数か所刺されてしまいました。
早朝の気温の低い時間帯なので、蚊もそうは活動しないでしょと、
防虫ネットは被らなかったのですが、これは後の祭。
蚊に好かれやすい体質であること忘れてました…( ̄。 ̄;)
ムヒより強力なムヒアルファ○○で痒みはすぐに収まりましたが、
刺されたところは下山後も、数日間しこりになりました。
樹林帯を抜けると…
そこは、明るいお花畑。視界が開け遠くまで見渡せます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1b/3d/3cf07e6856bb096c5a25f69552e549bb.jpg)
遥か岩苔乗越の斜面に数人の人たちが見えます。1つのーパティーでしょうか。
余りに遠く小さくて、登っているのか降っているの分かりません。
下ってこないかなぁ。
。。。o(=¬ェ¬=)oジーーーッ と目を凝らしたら、こちらに向かっています。
水晶池からここまで2時間ほど樹林の中の独り歩きでしたから、なにか嬉しくて、
何処ですれ違うかと((o(*^^*)o))わくわくしました。
両方から近づいてゆくので、パーティの姿は思いのほか速く大きくなってきます。
急に姿を見失いましたが、どうやら一番底部の岩苔小谷を渡っていたときらしく、
その後は、一人二人と・・・ぞくぞくと上がってこられました。
出会い~![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0146.gif)
交わした言葉は二言三言であったと思いますが、束の間の山の出会いにニコニコ((o(*^^*)o))
岩苔小谷を渡る
川の流れは、いろいろと変わりますが、この日の岩苔小谷は川幅2mの目測。
流れの勢いはありますが、深くはありません。
浅いところはジャボジャボ入り、靴に水が入りそうなところは、
石の上をポン、(・・*)(*・・)キョロ、ポンと飛びました。
渡り終えた先は次第に斜度を増し、いよいよ、乗越直下の急登です。
ザック+体重+登山靴など全荷重が、足腰肩にズシンとかかり、
よいっしょ、よいっしょの牛歩の歩みでしたが足を動かしてさえいれば、
確実に先へと進むので、心は軽いです。
踏ん張って登りあげた時の爽快感はなんともいえません。
山っていいな~って思える一つは、
こうした小さな達成感を味わえることにもあります。ヽ(*^^*)ノ
岩苔乗越
岩苔乗越(いわごけのっこし・標高 2,730 m)到着。9時9分。
正面の山は薬師岳。左右の山腹は右:水晶岳 左:祖父岳。
高天原から水晶岳の山腹を来て、樹林帯を抜け、岩苔小谷を渡り、
残雪残る斜面を登って、乗越に着きました。
この峠は、高天原、水晶岳・鷲羽岳、雲の平、黒部の源流など
4方向に分岐する重要な峠です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/73/e1/22c161056d910cd96fb628b4b9f8efac.jpg)
乗越には強い風が吹き渡り、汗の気化熱もあって、だんだん寒くなってきました。
上着を重ねようかと思いましたが、そのまま小休憩。
周りの山々を眺めながら、スポーツドリンク、一口サイズの甘い寒天ゼリー数個、
ナッツで、エネルギー&水分補給しました。
こうしている間にも、5~6人の方が行きかい、
座ってお弁当を食べ始めた男性もいらっしゃって、ここは、山のメーンストリートです。
黒部川水源地標
岩苔乗越から、祖父岳と鷲羽岳に挟まれた黒部の源流部を、下りはじめました。
先ほど通り過ぎて行った方のなんと速いこと。
ザックが小さいのは三俣山荘のテント場に幕営なさっているのでしょうか、
見る間に姿が小さくなって視界から消えてしまいました。
私と言えば、下り始めのザレ場に、ずるっと足を取られないように、
そろりそろりであります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2b/d0/5970e6710938e69ac544092ba3705215.jpg)
黒部川源流の始まりはどこにあるのでしょう。ポタッポタッと一滴からはじまるのでしょうか。
それともボコボコ湧き出ているのかしら、
沢の音に気づいた時には、細いですが力強い流れが生まれていました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/19/0a/dc355cf1e2e254f0425fd865113826c1.jpg)
右側から祖父岳への道をを合わせると間もなく、黒部川水源地標が建っています。
盛夏には日よけが欲しいほどの、開放感のある明るい場所です。
振り返ると、山間に黒部五郎岳が顔をのぞかせていました。
源流は祖父岳、雲ノ平をぐるっと巻き、1日目に泊まった薬師沢小屋の
あの吊り橋の下の流れとなり、高天原峠の北を北上しながら、
薬師岳、赤牛岳などの山々から水を集め黒部ダムの黒部湖となり、
やがて富山県東部から日本海に注ぎます。
実に90km弱の水の旅がここから始まっています。
黒部川源流地標 黒部五郎岳の下を流れて
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/73/0f/85e2e9d355982bef5766ad466764f26c.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0a/b7/7ab4b5b1befac2c4566490839a0dfeb4.jpg)
kotobank.jpさんから引用させていただきました(http:///kotobank.jp)
水源地標から木道をゆき、沢沿いの草原地帯を三俣山荘に向かって登り返し、
その先の分岐は、右へ三俣峠・三俣蓮華岳、左へ山荘・鷲羽岳。
ハイマツの中に続く道を抜け出たところが、三俣山荘です。
ケーキ&コーヒーセットは売り切れ
。
4度目の三俣山荘さんですが、ケーキセットを食べることができたのは、初回の一度だけ。
山でいただくケーキは格別美味しいので残念でした
。。。
さあ、これから午後の部開始。双六小屋まで地図上は2時間40分ですが、
私は、もっとかかりそうです。
ゆっくり昼食したら、再び体が軽くなりました。
三俣山荘~三俣峠~三俣蓮華岳へ
三俣峠
山荘を出発し、先ほどの分岐にもどり三俣峠へ向います。
ハイマツ帯を抜け、砂利の道は次第に傾斜を増して(〃´o`)=3 フゥ
振り返ると鷲羽岳の大きいこと。鷲が羽を広げたように見えますね。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/33/13/8e9c194a6f08ec464ecedcd423d54b4a.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/72/00/34329f90c996d19efec06a59ce986877.jpg)
↑中央に鷲羽岳。左にワリモ岳。
さらに左の奥の山が水晶岳。
その手前に岩苔乗越。
赤い屋根は三俣山荘。
←三俣峠
>
三俣峠から双六小屋への道は、
まき道と三俣蓮華岳・・双六岳を経由する稜線の道の2つのコースがあります。
コースタイムはまき道の方が短いですが、
お天気が持ちそうなので稜線ルートを行くことにしました。
三俣蓮華岳
三俣峠からガレ場の急坂を登リあげたところが三俣蓮華岳です。
今日は、槍ヶ岳がちっとも見えません。
先ほどの三俣山荘は槍ヶ岳のビューポイントなのですがだめでした。
三俣蓮華岳![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4d/be/9f4f9a9cae8aa787f3b499de66c92cc4.jpg)
三俣蓮華岳からの山々
山頂から雲ノ平山荘が、ほんとに小さく見えます。白い小さな矢印を付けてみました。
背景の大きな山は薬師岳。右の山腹は祖父岳です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/47/4c/af6db927a38b9b218508c375a2486d2b.jpg)
カメラを右に振ると・・↓ 左に振ると↓
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/45/42/86decc3152261b61a61bd04270ebc798.jpg)
双六岳・双六小屋
あそこが双六岳!!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/65/d9/e9fc5c488bba53ccaa8ff2f08f17ce2b.jpg)
・・・・
・・・お腹が空いてエネルギー補給、またテクテク・・・o(゜ー゜o)。。。。3
先ほどまで良かったお天気が霧に包まれてきました。急がなくっちゃ。
ここが双六岳山頂。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/15/88/5876e0ee1e1baf683c72ac513e94ba07.jpg)
展望が開けないので、休まず、双六小屋に向かいました。
ガスがなければ、台地のような双六岳の先の先まで、見渡せるのですが。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/61/e8/0a9b32f1901f1049994eb5b38c0b7dbb.jpg)
↓数年前の写真ですが、たまたま霧が晴れた一瞬の槍ヶ岳です。
ここでは運がありません。一度も晴れたことがないのですから。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/40/dd/e5c60b332a78d6656a2eee6879f72eed.jpg)
双六岳の下りはじめは、急坂のガラ場です。滑ったり踏み外したりして
バランスを失うと恐いので、慎重に慎重に下ってきました。
双六岳から下ってきた道は、三俣峠からのまき道とここで↓(下の写真)合流します。
3人の若者が楽しそうに休んでいます。彼らとは、折立から(一部違いますが)
ほぼ同じコースを歩いてきました。
抜きつ抜かれつではなく、彼らが休んでいるところに
私が到着するということが多かったです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/45/5e/1ddb6c548b3c733682aa3f2cdbe6777e.jpg)
出発する彼らに、双六小屋さんへの託をお願いしました。
「後から、女性(の泊り客)が一人来ますって言っておいていただける」って(^^)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0b/59/4152e483127860e594c102cc56df0bdd.jpg)
←巻き道合流地点の標識
温かいお湯を飲んだら、出発よ。
後、残りわずかで双六小屋です。
>
双六小屋が見えてきました。テントが少ない今日は空いているのかな?
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/41/99/6ff8fda48532240100f1e6ac9ac83598.jpg)
双六小屋に到着。15:58
先ほど託をお願いした若物が「5分しか違わなかったので、伝えてありません」
「今日は空いているから大丈夫ですよ」と話してくれました(^^)(ありがとう。)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/43/c8/6056092c9e8270f16194e062d1ccbfa0.jpg)
山って、人との距離を縮めてくれますね。
一期一会と言ってしまえばそれまでですが、たくさんのふれあいを思い返すと
なんだか微笑んでしまいます。
今日の行程を終えました。
明日は最終日、新穂高温泉に下ります。 次回(最終回)へ。
第2日 薬師沢小屋~雲ノ平~高天原
第4日 双六小屋~鏡平~ワサビ平~新穂高温泉
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0146.gif)
高天原山荘~岩苔乗越~三俣山荘~三俣蓮華岳~双六岳~双六小屋
標高:高天原山荘2285m 岩苔乗越2730m 三俣山荘2550m
三俣蓮華岳2841.2m 双六岳 2860.3m 双六小屋2600m
今日のお天気:
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/cloud_sim.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0001.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/cloud_sim.gif)
全行動時間: 10時間16分(スタート5:42 ・ゴール15:58)
本日のルートは:北から南へ
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/45/b4/58765e099adcf31f8589db80cb4d3d9b.jpg)
次はルート断面図です。クリック2回で最大拡大します。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/07/af/a7f6005dc66f5ac8be4a8dba14244b7b.jpg)
作成したルート図によりますと: 累積標高(+1276m)累積標高(-854m) 沿面距離11km超。
昨夜も、ゆったりスペースでよく眠ることができました。朝ごはんも完食。
体は軽く快調なスタートですが、気になるのは稜線を隠す霧の動きです。。。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0a/96/44d3745d59eb3bc084a8cf854c7ea215.jpg)
清々しい高天原を眺めながらテクテク・・・o(゜ー゜o)。。。。3
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1e/ba/c2afb1f22ffc7c7cc6936824a9af47ec.jpg)
双六小屋まで、今日も
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hiyo_do.gif)
岩苔分岐から岩苔乗越へ
・昨日来た道を、岩苔分岐まで引き換えし・・。 ・ちょっと寄り道!水晶池
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1b/27/91bc9bac7b182e32b2810c5f2fe82c29.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3a/4f/16616113e6067f5eedae2325a141279b.jpg)
水晶池から元のルートに戻り、緩やかではありますが確実に高度をあげて進みます。
道幅は狭くちょうど人一人分ほど。
この道、蚊が多いです(^▽^;)
昨夜同宿の方から、「蚊に刺された。洋服の上からも。」とお聞きしていたので、
虫よけスプレーを頭から首、顔には指先で、ザックにもかけました。
一定の効果はあったものの、首から耳にかけて数か所刺されてしまいました。
早朝の気温の低い時間帯なので、蚊もそうは活動しないでしょと、
防虫ネットは被らなかったのですが、これは後の祭。
蚊に好かれやすい体質であること忘れてました…( ̄。 ̄;)
ムヒより強力なムヒアルファ○○で痒みはすぐに収まりましたが、
刺されたところは下山後も、数日間しこりになりました。
樹林帯を抜けると…
そこは、明るいお花畑。視界が開け遠くまで見渡せます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1b/3d/3cf07e6856bb096c5a25f69552e549bb.jpg)
遥か岩苔乗越の斜面に数人の人たちが見えます。1つのーパティーでしょうか。
余りに遠く小さくて、登っているのか降っているの分かりません。
下ってこないかなぁ。
。。。o(=¬ェ¬=)oジーーーッ と目を凝らしたら、こちらに向かっています。
水晶池からここまで2時間ほど樹林の中の独り歩きでしたから、なにか嬉しくて、
何処ですれ違うかと((o(*^^*)o))わくわくしました。
両方から近づいてゆくので、パーティの姿は思いのほか速く大きくなってきます。
急に姿を見失いましたが、どうやら一番底部の岩苔小谷を渡っていたときらしく、
その後は、一人二人と・・・ぞくぞくと上がってこられました。
出会い~
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0146.gif)
交わした言葉は二言三言であったと思いますが、束の間の山の出会いにニコニコ((o(*^^*)o))
岩苔小谷を渡る
川の流れは、いろいろと変わりますが、この日の岩苔小谷は川幅2mの目測。
流れの勢いはありますが、深くはありません。
浅いところはジャボジャボ入り、靴に水が入りそうなところは、
石の上をポン、(・・*)(*・・)キョロ、ポンと飛びました。
渡り終えた先は次第に斜度を増し、いよいよ、乗越直下の急登です。
ザック+体重+登山靴など全荷重が、足腰肩にズシンとかかり、
よいっしょ、よいっしょの牛歩の歩みでしたが足を動かしてさえいれば、
確実に先へと進むので、心は軽いです。
踏ん張って登りあげた時の爽快感はなんともいえません。
山っていいな~って思える一つは、
こうした小さな達成感を味わえることにもあります。ヽ(*^^*)ノ
岩苔乗越
岩苔乗越(いわごけのっこし・標高 2,730 m)到着。9時9分。
正面の山は薬師岳。左右の山腹は右:水晶岳 左:祖父岳。
高天原から水晶岳の山腹を来て、樹林帯を抜け、岩苔小谷を渡り、
残雪残る斜面を登って、乗越に着きました。
この峠は、高天原、水晶岳・鷲羽岳、雲の平、黒部の源流など
4方向に分岐する重要な峠です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/73/e1/22c161056d910cd96fb628b4b9f8efac.jpg)
乗越には強い風が吹き渡り、汗の気化熱もあって、だんだん寒くなってきました。
上着を重ねようかと思いましたが、そのまま小休憩。
周りの山々を眺めながら、スポーツドリンク、一口サイズの甘い寒天ゼリー数個、
ナッツで、エネルギー&水分補給しました。
こうしている間にも、5~6人の方が行きかい、
座ってお弁当を食べ始めた男性もいらっしゃって、ここは、山のメーンストリートです。
黒部川水源地標
岩苔乗越から、祖父岳と鷲羽岳に挟まれた黒部の源流部を、下りはじめました。
先ほど通り過ぎて行った方のなんと速いこと。
ザックが小さいのは三俣山荘のテント場に幕営なさっているのでしょうか、
見る間に姿が小さくなって視界から消えてしまいました。
私と言えば、下り始めのザレ場に、ずるっと足を取られないように、
そろりそろりであります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2b/d0/5970e6710938e69ac544092ba3705215.jpg)
黒部川源流の始まりはどこにあるのでしょう。ポタッポタッと一滴からはじまるのでしょうか。
それともボコボコ湧き出ているのかしら、
沢の音に気づいた時には、細いですが力強い流れが生まれていました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/19/0a/dc355cf1e2e254f0425fd865113826c1.jpg)
右側から祖父岳への道をを合わせると間もなく、黒部川水源地標が建っています。
盛夏には日よけが欲しいほどの、開放感のある明るい場所です。
振り返ると、山間に黒部五郎岳が顔をのぞかせていました。
源流は祖父岳、雲ノ平をぐるっと巻き、1日目に泊まった薬師沢小屋の
あの吊り橋の下の流れとなり、高天原峠の北を北上しながら、
薬師岳、赤牛岳などの山々から水を集め黒部ダムの黒部湖となり、
やがて富山県東部から日本海に注ぎます。
実に90km弱の水の旅がここから始まっています。
黒部川源流地標 黒部五郎岳の下を流れて
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0a/0f/6edae618e2294fd90574381f5cd14980.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/73/0f/85e2e9d355982bef5766ad466764f26c.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0a/b7/7ab4b5b1befac2c4566490839a0dfeb4.jpg)
kotobank.jpさんから引用させていただきました(http:///kotobank.jp)
水源地標から木道をゆき、沢沿いの草原地帯を三俣山荘に向かって登り返し、
その先の分岐は、右へ三俣峠・三俣蓮華岳、左へ山荘・鷲羽岳。
ハイマツの中に続く道を抜け出たところが、三俣山荘です。
ケーキ&コーヒーセットは売り切れ
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_acha.gif)
4度目の三俣山荘さんですが、ケーキセットを食べることができたのは、初回の一度だけ。
山でいただくケーキは格別美味しいので残念でした
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0163.gif)
さあ、これから午後の部開始。双六小屋まで地図上は2時間40分ですが、
私は、もっとかかりそうです。
ゆっくり昼食したら、再び体が軽くなりました。
三俣山荘~三俣峠~三俣蓮華岳へ
三俣峠
山荘を出発し、先ほどの分岐にもどり三俣峠へ向います。
ハイマツ帯を抜け、砂利の道は次第に傾斜を増して(〃´o`)=3 フゥ
振り返ると鷲羽岳の大きいこと。鷲が羽を広げたように見えますね。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/33/13/8e9c194a6f08ec464ecedcd423d54b4a.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/72/00/34329f90c996d19efec06a59ce986877.jpg)
↑中央に鷲羽岳。左にワリモ岳。
さらに左の奥の山が水晶岳。
その手前に岩苔乗越。
赤い屋根は三俣山荘。
←三俣峠
>
三俣峠から双六小屋への道は、
まき道と三俣蓮華岳・・双六岳を経由する稜線の道の2つのコースがあります。
コースタイムはまき道の方が短いですが、
お天気が持ちそうなので稜線ルートを行くことにしました。
三俣蓮華岳
三俣峠からガレ場の急坂を登リあげたところが三俣蓮華岳です。
今日は、槍ヶ岳がちっとも見えません。
先ほどの三俣山荘は槍ヶ岳のビューポイントなのですがだめでした。
三俣蓮華岳
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4d/be/9f4f9a9cae8aa787f3b499de66c92cc4.jpg)
三俣蓮華岳からの山々
山頂から雲ノ平山荘が、ほんとに小さく見えます。白い小さな矢印を付けてみました。
背景の大きな山は薬師岳。右の山腹は祖父岳です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/47/4c/af6db927a38b9b218508c375a2486d2b.jpg)
カメラを右に振ると・・↓ 左に振ると↓
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/42/c1/ad8ef024fbcfeecb044f6f67b849326e.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/45/42/86decc3152261b61a61bd04270ebc798.jpg)
男性は、下の写真の分岐から遥か剱岳に向かいました
先ほどの三俣峠でのできごとです。
地図を広げていた男性が、この分岐は何処にあるのかとお尋ねになり
その壮大なプランに仰天しました。
彼は、黒部五郎岳⇒薬師岳⇒立山三山⇒別山乗越(べっさんのっこし)から
室堂平への道を分けて、剱岳に向かうとのこと。
今朝、新穂高温泉から入山してもう三俣峠にいらっしゃったわけですから、
その健脚ぶりは、疑いようがありません。
「期間は1週間の予定。自分を試したい」と仰っていました。
私が、三俣蓮華岳の山頂に着いた時には(軟弱hanasaku、当たり前のことですが)
彼の姿はありませんでした。
まずは、黒部五郎岳にむかったことでしょう。
ここから、剱岳へのルートは、私も、それぞれの山を縦走しているので
ルート的には繋がっていますから、いかにロングコースであるかをよく存じています。
彼の男性が無事に成し遂げられますことを祈りつつ、
私は、この分岐を直進し、双六岳に向かいました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/04/5b/a0f0c84a46a7c447befe25ac43a35bff.jpg)
先ほどの三俣峠でのできごとです。
地図を広げていた男性が、この分岐は何処にあるのかとお尋ねになり
その壮大なプランに仰天しました。
彼は、黒部五郎岳⇒薬師岳⇒立山三山⇒別山乗越(べっさんのっこし)から
室堂平への道を分けて、剱岳に向かうとのこと。
今朝、新穂高温泉から入山してもう三俣峠にいらっしゃったわけですから、
その健脚ぶりは、疑いようがありません。
「期間は1週間の予定。自分を試したい」と仰っていました。
私が、三俣蓮華岳の山頂に着いた時には(軟弱hanasaku、当たり前のことですが)
彼の姿はありませんでした。
まずは、黒部五郎岳にむかったことでしょう。
ここから、剱岳へのルートは、私も、それぞれの山を縦走しているので
ルート的には繋がっていますから、いかにロングコースであるかをよく存じています。
彼の男性が無事に成し遂げられますことを祈りつつ、
私は、この分岐を直進し、双六岳に向かいました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/04/5b/a0f0c84a46a7c447befe25ac43a35bff.jpg)
双六岳・双六小屋
あそこが双六岳!!
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![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/body_walk.gif)
先ほどまで良かったお天気が霧に包まれてきました。急がなくっちゃ。
ここが双六岳山頂。
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展望が開けないので、休まず、双六小屋に向かいました。
ガスがなければ、台地のような双六岳の先の先まで、見渡せるのですが。
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↓数年前の写真ですが、たまたま霧が晴れた一瞬の槍ヶ岳です。
ここでは運がありません。一度も晴れたことがないのですから。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/40/dd/e5c60b332a78d6656a2eee6879f72eed.jpg)
双六岳の下りはじめは、急坂のガラ場です。滑ったり踏み外したりして
バランスを失うと恐いので、慎重に慎重に下ってきました。
双六岳から下ってきた道は、三俣峠からのまき道とここで↓(下の写真)合流します。
3人の若者が楽しそうに休んでいます。彼らとは、折立から(一部違いますが)
ほぼ同じコースを歩いてきました。
抜きつ抜かれつではなく、彼らが休んでいるところに
私が到着するということが多かったです。
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出発する彼らに、双六小屋さんへの託をお願いしました。
「後から、女性(の泊り客)が一人来ますって言っておいていただける」って(^^)
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←巻き道合流地点の標識
温かいお湯を飲んだら、出発よ。
後、残りわずかで双六小屋です。
>
双六小屋が見えてきました。テントが少ない今日は空いているのかな?
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/41/99/6ff8fda48532240100f1e6ac9ac83598.jpg)
双六小屋に到着。15:58
先ほど託をお願いした若物が「5分しか違わなかったので、伝えてありません」
「今日は空いているから大丈夫ですよ」と話してくれました(^^)(ありがとう。)
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山って、人との距離を縮めてくれますね。
一期一会と言ってしまえばそれまでですが、たくさんのふれあいを思い返すと
なんだか微笑んでしまいます。
今日の行程を終えました。
明日は最終日、新穂高温泉に下ります。 次回(最終回)へ。
見る方は楽しいです。
>ポタッポタッと一滴からはじまるのでしょうか。
それともボコボコ湧き出ているのかしら、
双六岳のむにやむにゃ、
よくわかりませんから8x8=64と解きました。
その心はハ、葉、は笑えました。
思い出が蘇って、楽しんじゃうこともあります。
次回、新穂高温泉に下山して終了。
今度は秋山を投稿しようと思いますが、もう、冬。
どこまで行っても追いつきません(〃'∇'〃)ゝエヘッ
象さんのお鼻さえ、長すぎてはいけません、
適当な長さってものがありますよね。
抜本的になおなさいなといけないと思っています。
なぜって、年間山行数のおそらく4分の1しか、
投稿できていないのですから。
山行記録は、アナログカメラ時代はノートに書いていましたが、
今は、このブログと写真ファイルのみです。
投稿することで、登山の楽しみ終了と心得ているのに
この体たらく。
困っています、我ながら。
昔から、作文苦手だったから~(´ヘ`;) う~ん・・・
本当に長がくて、すみません。
読んでいただいてありがとうございます(^^)。