第1日 折立~薬師沢小屋
第3日 高天原~岩苔乗越~三俣蓮華岳~双六岳
お天気最高
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今日は、雲ノ平と高天原。今回登山の目的地ですo(*^▽^*)o~♪
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雲ノ平は黒部の源流と岩苔小谷にはさまれた台地ですから、
雲ノ平を目指すにはまず黒部の源流に降り、雲ノ平の台地へと
登り返してゆくことになります。
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前日、泊まった薬師沢小屋前の薬師沢出合吊り橋を渡り・・
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さらに下へ下り、小さな滝の前を横歩きしたら、いきなり急登の予感。
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雲ノ平への急坂
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「雲ノ平 急坂ガンバレ!
増水・浮石に注意してね」と、
応援と注意を促していました。
この坂は道というよりは、
大きめ石がゴロンゴロンと登山道を
埋め尽くしています。
山の友が下りに使い、滑って回転し手首を
骨折したと聴いていたので、
わたくしは、折立から入りここを登る
ことにしたのですが、
下ってきた男性が「其れ正解!」と。
本当に良く滑るのだそうです。
事実、展望のきかない樹林の中の石は、苔むして、非常に滑りやすかったです。
で、どんな道かと言いますと
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ガイドブックだったと思いますが、今回の登山コースで一番きついところと書いてありました。
単独マイペースで、ゆっくり上りましたから、それほどきついとは思いませんでしたが、
ザック重量が日帰り登山よりは、はるかに重いので、転んだ場合のダメージの大きさを思い、
慎重に慎重にと其ればかりが気疲れしました。
なお、骨折した友人は、しばらく放心状態で
石に腰かけていたそうですが、折よく登ってきた女性が包帯を巻くなど
応急処置を施してくださったそうです。
幸運にも、その女性は看護師さんだったのですって!
骨折したことは大変でしたが、話を聞いてほっとしました。
石に腰かけていたそうですが、折よく登ってきた女性が包帯を巻くなど
応急処置を施してくださったそうです。
幸運にも、その女性は看護師さんだったのですって!
骨折したことは大変でしたが、話を聞いてほっとしました。
雲ノ平に着きました
ゴロゴロ石の登山道はやがて緩やかになり木道となり、
灌木帯から、明るいハイマツ帯になると間もなく、アラスカ庭園。
その場でぐるっと一回り。
名だたる名峰が、ぼこぼこと雲ノ平を取り巻くさまは圧巻です。
薬師沢小屋へ下る男性とすれ違い
「昨日もよかったけれど今日も山が良く見えますよ」と
教えていただき((o(*^^*)o))わくわく。
それはもう期待に添う素晴らしさでした。
反時計回りで、
薬師岳(2926.0m)に、
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黒部五郎岳(2839.6m)。
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遠く、笠ヶ岳(2897m)も見えます。
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槍ヶ岳が見える!
三俣蓮華岳に隠れて見えないものと思っていたので、嬉しかったわぁ。
明日の午後は、三俣蓮華岳から双六岳へ抜ける予定。
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奥日本庭園まで来ました。
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奥日本庭園から薬師が間近に大きいですぅ
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水晶岳(2986m南峰)と赤牛岳(2864.2m)。
南北に並ぶ姿を眺めながら歩いているなんて、まるで夢のよう。
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その昔(って、ちょっとオーバーだけど)、周りの山々から雲ノ平を同定し
「あそこに行きたいね」と友人と交わした言葉が懐かしい。
あれから幾星霜。ずいぶん前のことになりました。
さらに、木道は長く延び、雲ノ平山荘へと誘います。
祖母岳への道を分けて東へ進み・・
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雲ノ平山荘まであと30分。真ん中の山は水晶岳。
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右上に雲ノ平山荘が見えてきました!!
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雲ノ平山荘 到着~ 10時28分。
このベンチで、早めの昼食。この日のメニューは、
フリーズドライのホワイトシチューに、同じくフリーズドライの卵スープ。
チーズ、(夫の作った)ミニトマト3個、巨峰5個、あられの小袋1袋。ナッツ。
甘いコーヒーでした。
山小屋1泊2食のスタイルでして、昼食は、フリーズドライ食を中心に、
その時に食べたいものを適当に食べています。
お弁当は食べきれ無いので頼みません。
そもそも朝食は「山小屋で食べたい」派。
朝食は、しっかり完食するから、昼食はこのくらいで(^^)
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山荘左に見えるのは黒部五郎岳。
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お盆オンシーズンも終わりに近づき静かな雲ノ平山荘ですが、
一人、また一人、あるいは数人のグループが、入れ替わり立ち寄ります。
目的は、昼食、トイレ、テント泊の手続き・・ここまでは何処の山荘も同じ。
違うのは、雲ノ平の醸すそこはかとない秘境感。
どこまでも続く木道に雲上の楽園に、静かに身をゆだねている人がいること。
わたくしも、思いの外、時を過ごしてしまいました。
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さあ、もう一つの目的地 高天原へ
11時16分。雲ノ平山荘から、先ほどの木道に降り、少し先の分岐から、
ハイマツの丘陵を登り返します。
振り返ったら、なんと美しいこと、絵葉書のようでした。
右は黒部五郎岳、左の山は笠ヶ岳。
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浅い谷を一旦下りもう一回登り返します。
登りきったところに無人のコロナ観測所(標高2576m)がありました。
黒部川を挟んで薬師岳と赤牛岳が、向かい合っています
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/78/ce/c41becb4e9bb708e3d524b21837545f4.jpg)
前の写真の浅い谷はお花畑。水晶岳が美しい。
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コロナ観測所のあるところは小広く展望よい。
明日通る岩苔乗越を探しましたが・・
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「高天原温泉に入ってきた」というカップルに出会いました。
その後も、雲ノ平山荘から高天原温泉を往復する方、
温泉沢ノ頭から温泉に立ち寄り、雲ノ平に向かう人にも。
往復6時間の道のりは、なかなか大変ですが、
みんな満足そうでした。「温泉、よかったですよー」って。
正面の山は薬師岳。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2d/8b/0e2365dd457f9061d755eeeb762a5a82.jpg)
ちょっと不安になりました!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/64/6f/53032307bc87715b2c40601b2b71e817.jpg)
草原から、しだいに樹林帯に入ってゆく。
道なりに歩いてきたけれど
この辺りで、少々不安になった。
高天原峠は、この尾根を
真北に降るはず。
コンパスで確認すると、
北に向かっているので大丈夫。
そのまま木道を進むと、
直進を阻むロープ出現。
左側(西の方角)に曲がるように
ロープで誘導されている。
不安増幅。
あれれ、地図にはそんな表現ないよ。
携帯で小屋に確認しようにも、雲ノ平はつながらない。
(-ω-;)ウーン どうしよう。ここまでは、間違えずに進んできたと思う。
・・・・・・・。・・・・・・。
自分を信じ、そのまま、ロープ通りに西へ向かうと、その先、直ぐに右折れ。
つまり、北に向かおうとしている
(あらら、心配し過ぎたかしら?)
そのまま下り続けたら、コンパスは、ほぼ真北を指すようになりました。
後ほど、高天原山荘で確認させていただくと、
この道は、近年敷設された新しいルートである。
地図には出ていないかもしれないとのことでした。
単独、未知の場所なので、100%地図に頼りナーバスになっていたようです。
そうであっても、大きく方角を変えるところには、高天原をナビする標識が
欲しいなと思うのは、自分のわがままでしょうか。
高天原峠
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さて、ルートをとらえた後は、
心軽く、高天原峠に向かって
尾根をどんどん下りました。
かなりの急坂です。
鉄の梯子が何ヶ所もあって、
一気に高度を下げます。
平坦な道になってくると、まもなく高天原峠。13時10分。
峠は樹林帯の中のポンと明るくなったところで視界は開けません。
高天原山荘・高天原温泉
樹林の中の道を岩苔小谷に向かって下ってゆきます。
ここは、ぼしゃぼしゃ渡り・・
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/40/b6/2b0d7d0adf9bd3b9552d755f3a8b4325.jpg)
さらに小さな丸木の橋を過ぎ、右から岩苔コースを合わせると
急に視界が開け、高天原山荘の赤い幟が木々の間に確認できました。
岩苔コース分岐 木道の先は高天原
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/77/ea/32e0e9cffa61783105b39e9b2303122e.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5f/b7/1d7d74206f3659e4e1f3eb07b6719979.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/31/9c/c0dfccbfe81f99ac62300a2f25017461.jpg)
高天ヶ原山荘 14時32分着
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/64/a5/0db627597b3b4fdec3b0bfc798e3ea2e.jpg)
宿泊手続きを済ませ、急ぎ温泉へ。下り20分登り30分。
緩やかな坂道です。
写真は、温泉のある温泉沢。
読売新道の温泉沢の頭からここまで破線のルートでつながっています。
ここにある露天風呂はからまつの湯。
竜晶池は、温泉沢からさらに10分下流の夢ノ平にあります。
池塘が点在し、それは美しいとのことでしたが、
夕食5時にゆっくり間に合わせたいので、行きませんでした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1c/b7/dd0469c25e6c645d3167089a0ca08edf.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/67/bc/04a7bb9be4324b68db222cfaecff31dd.jpg)
上の写真の左側に、赤色のペンで
四角く囲んだ文字を拡大しました。日本最奥の温泉なのですね。
向こう岸には女性用と男女混浴用。こちらには露天風呂。
勿論女性用に。湯温は熱からず、ぬるからず、適温です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/34/ee/52031f5accdc41a2468697e3bf67a002.jpg)
夕食メニュー
山小屋では珍しい冷奴。
ビタミン豊富なかぼちゃの煮つけ。スイーツはパイン。
野菜の種類多めの手作り感に心和みました。
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下山口は新穂高温泉です。
第3日 高天原~岩苔乗越~三俣蓮華岳~双六岳に続く
こんなに奥深い山へ単独でいかっるなんてほんとうにすごいですね
尊敬しました。
いつおりを見て話を聞かせてください
おつかれさまでした。
素晴らしい景色です。
それにしても、行程、難易度、どれをとっても自分が行く事等考えられません。
私は今日の岩殿山でも、結構怖々でした。
素晴らしい体力と技術ですね。
汗をかいた中で、秘境の温泉気持ち良さそうですね!
私も体力づくりをして、いつか行ってみたいです。
その後、上高地の霞沢岳に登りました。
その前に、コンディショニング登山を2回。
その後は、台風で斜めに倒れたバラを起こし
折れた木を切ったり、
お彼岸を控えて草を刈り根っこから取ったりなどして
夜は爆睡
あっという間に、今日になってしまいました。
コメントありがとうございました。
♪⌒ヽ(*゜O゜)ノ スゴイッ!!!ですね。
現在は順調、さくさくなことでしょう。
雲ノ平に登る登山道は、雨が降ったらいっそう滑りますし、
雨の量によっては、滝のように流れ下ってくるそうですから、
お天気が良くて本当に良かったです。
高天ヶ原温泉は硫黄泉でして洗剤は使えませんが、
汗だけでも流せて、さっぱりしました。
気持ち良かったですよ。
とんぼがふわっと湯面上まで下りてきましたが、
これは硫黄泉ここでは卵を生めないと思ったのでしょうか、
暫しホバリングして空へと飛んで行ったのも
楽しい出来事でした。
温泉出てから山小屋まで登りですが、
直ぐに汗をかかないようにゆっくり帰りましたよ(笑)
三俣山荘~新穂高への道も数回歩いていますので、
地形的に分かっていましたから、
お天気さえよければ何とかなると考えました。
たとえお天気が悪くても、あのあたりは山小屋が多いので、
お天気だけでなく、疲れた日にはお休み日を設けて
小屋に停滞することも計画に入れていました。
すべて順調で、本当に良かったと思います。
どうもありがとう。
登りたくなるじゃない。
雲ノ平は、そのようなところでした。
周りの山々から見下ろす先に広がる高原状の台地。
雲ノ平山荘の赤い屋根が心を騒がせます。
何時か行ってみたいってね。
それがようやく叶いました。
良い時間を過ごせたな~って、思うの。
限りのある山人生ですが、
ゆうこさんにはまだまだたくさんの時間があります。
何時の日か、雲ノ平に立ったら、高天ヶ原温泉に行ったら、
わたくしのこと思い出してくださるかな(*´∇`*)
ゆうこさんと出会った北高尾山稜に、
来年の5月ごろ新しい友人と歩く約束をしています。
昨年の読売新道で出会った女性に、
この間行ってきた霞沢岳でお会いしたのです。
「何時まで登れるかしらね」なんて、お話が弾みまして
じゃ、北高尾でトレーニングしましょうってことになったの。
縁あっての巡りあい、楽しいですね。
新しく「キタクリン」というのも出たそうです!温暖化で米作の適地になったようです。
これはもう、温暖化がすすんでいることを
実証するものですね。
ゆめぴりか新米5kg1799円とは、お買い得!
キタクリンは、初めて聞くお米です。
生協に有ったら、注文してみようかな。
今は、また違う写真広告が入っていました。
自分に関係ない広告ですと、文字より目立つので、
ちょっとなんですが(*^-ェ-),ムー
無料でブログできるのですから、許容範囲です(^^)
ブログが進まなくて・・。その時間分だけ
庭の草取りに費やしました。
種がこぼれ落ちてからの草取りなので、
来年は大変、先が思いやられます。
コメントありがとうございます。
お元気に歩かれておられますね。
健脚いっこうに衰えず・・・そんな印象です。
また、写真が拡大するときれいですね、お座布団を・・・。
うらやましい秋の朝・・・(笑い)。