第2日 雲ノ平・高天原
雲ノ平
憧れの雲ノ平(くものたいら)と高天原(たかまがはら)に、行ってきました。
どちらも、南北に連なる北アルプスの真ん中に位置しています。
雲ノ平は、台地上の草原地帯が広がっていて、
周りの山々からも、あそこが雲の平であるとよくわかります。
下の写真は、山中3日目(8月18日)に、三俣蓮華岳から眺めた雲ノ平です。
写真の中央に雲ノ平山荘の屋根が小さく見えるのもうれしいことでした
後ろの大きな山は薬師岳。
一方、高天原は、さらに遠く簡単にはたどり着けないだけに、
「あそこね」と同定することは難しいのですが、それだけに神秘的でありますし、
高天原山荘から20分のところにある露天風呂には心躍りました。
次の写真は、2日目の8月17日の高天原温泉ですが…
様子が分かりにくいので、
著作者によってパブリックドメインに置かれている写真を使わせていただきました。
撮影日は、1996年8月11日。住友快左衛門様によるものです。
この2ヶ所に行くには、危険なところはないのですが行程が長く
どの登山口から入っても一般的には、3泊4日かかります。
全行程を通して好天に恵まれ、ラッキーでした。
●2013年8月15日~19日(富山駅前のホテル前泊1+3泊4日)天気
●雲ノ平(2500m~2700m)・高天原(2285m)・
三俣蓮華岳(2841m)・双六岳(2860m)
●第0日 富山駅前ホテル前泊
第1日 折立登山口~太郎兵衛平~薬師沢小屋
第2日 薬師沢小屋~雲ノ平~高天原山荘
第3日 高天原山荘~岩苔乗越~三俣蓮華岳~双六岳~双六小屋
第4日 双六小屋~鏡平~新穂高温泉
●単独
●ルート図・・・・・見難くて済みません
●ルート断面図
0日目
⇒東京⇒越後湯沢 回りで、JR富山駅16:35着
まずは、明朝発折立行バスの乗り場の確認です。
南口を出て、右に曲がるとすぐに交番ありまして、その交番の前が乗り場でした。
バス乗り場 時刻表
宿は、富山地鉄ホテル。
事前に、素泊まり+折立行5:00発バスチケット付き8000円をネット予約済み。
富山地鉄ホテル宿泊プランご予約 16.07.25削除
夕飯朝飯は、ホテルの隣のマリエという名のビルの地下のスーパーで、
買い込みました。小さな缶ビールも忘れずに(^^)。
大きなザックを背負い、手には食料を入れた袋を持って、チェックインです。
夏山バスのご案内 富山地方鉄道(株) 16.07.25追加
1日目 折立登山口~太郎兵衛平~薬師沢小屋
JR富山駅前から、5:00発折立行バス乗車。7時過ぎ折立到着。
樹林の中を順調に標高をあげ、五光岩ベンチで一休み。
まもなく樹林を抜けると、開放的な登山道が先へと延びています。
炎天下で一気に暑くなりました。
折立登山口から、4時間30分かかって太郎平小屋に着きました。
予備日を1日設けているけれど、できれば先に進みたい。
グレー色の雲の流れを見つめては、宿泊手続きをする人たちを眺めては(〃´o`)=3 フゥ
かれこれ1時間。
時折、青空が見えてきたので、行くことに決めました。
太郎小屋のお姉さんが
「薬師沢小屋に、太郎小屋を通過したと連絡しておきましょうか?」と
おっしゃってくださったので、お願いをして出発しました。
小屋の左わき、新しくなったトイレの近くから道が延びています。
薬師沢は左へ、
なんてきれいなんでしょう。
とってもいい感じV(○⌒∇⌒○) ルンルン。先へ進むか悩んだことが嘘みたい!
これから先、橋が3つあります。
頑丈でしっかりしていて、手すりがあれば恐くはないけれど、
木道とか、丸木とか、傾いているとかはチョー苦手。
雨・風あったら、いっそう怖い。
どのような橋なのか気にしてましたが、ここ数日雨が降っていないということで
水量少なく橋も乾いているので滑らないし、ホッとしたのであります。
三つ目の橋(左俣出合) 橋のたもとに、咲いていました。
今回、カメラの予備電池を準備できな
かったので、最終日まで撮れるよう
我慢をして少なめにとり続けました。
カベッケ(河童)ちゃんに会えると期待していたけれど、
水たまりもないほどに乾いていたので、いなそうでした。(^_-)---☆
カベッケヶ原から先は、急下降。
登ってくる方が「後、どのくらい上りですか」「太郎小屋まで
どのくらいありますか」と、大変そうでした。
登ってくるということは、下山するってことかな。
数日の山歩きで体力を消耗しているでしょうし、
この暑さですものしんどいだろうなと思いました。
上手に日陰を見つけて休んでいる方も、いらっしゃいました。
太郎平小屋までなのか、それとも薬師峠のテントかな。
あるいは折立登山口に駐車した車までということもある。
とにかく雲ノ平に行くには、薬師沢の底まで下ってまた登り返すという難作業。
私も、頑張らなくちゃ。
薬師沢小屋が見えてきました。
薬師沢到着、15:08。
まあまあの混みようで、蚕棚部屋の下/畳1枚分に一人で、ゆっくり休めました。
明日は、このつり橋を対岸に渡り、雲ノ平へ登り返します。
吊り橋だから揺れますが、こういう頑丈で手すりのある橋は
足を踏み外しても落ちないと思うので、意外と平気です。
足元遥か下でゴーゴーと水の音がするのはなかなか迫力がありました。
≪次回へ続く≫
2013夏 北アルプス
雲ノ平・高天原
雲ノ平
憧れの雲ノ平(くものたいら)と高天原(たかまがはら)に、行ってきました。
どちらも、南北に連なる北アルプスの真ん中に位置しています。
雲ノ平は、台地上の草原地帯が広がっていて、
周りの山々からも、あそこが雲の平であるとよくわかります。
下の写真は、山中3日目(8月18日)に、三俣蓮華岳から眺めた雲ノ平です。
写真の中央に雲ノ平山荘の屋根が小さく見えるのもうれしいことでした
後ろの大きな山は薬師岳。
一方、高天原は、さらに遠く簡単にはたどり着けないだけに、
「あそこね」と同定することは難しいのですが、それだけに神秘的でありますし、
高天原山荘から20分のところにある露天風呂には心躍りました。
次の写真は、2日目の8月17日の高天原温泉ですが…
様子が分かりにくいので、
著作者によってパブリックドメインに置かれている写真を使わせていただきました。
撮影日は、1996年8月11日。住友快左衛門様によるものです。
この2ヶ所に行くには、危険なところはないのですが行程が長く
どの登山口から入っても一般的には、3泊4日かかります。
全行程を通して好天に恵まれ、ラッキーでした。
山 行 記 録
●2013年8月15日~19日(富山駅前のホテル前泊1+3泊4日)天気
●雲ノ平(2500m~2700m)・高天原(2285m)・
三俣蓮華岳(2841m)・双六岳(2860m)
●第0日 富山駅前ホテル前泊
第1日 折立登山口~太郎兵衛平~薬師沢小屋
第2日 薬師沢小屋~雲ノ平~高天原山荘
第3日 高天原山荘~岩苔乗越~三俣蓮華岳~双六岳~双六小屋
第4日 双六小屋~鏡平~新穂高温泉
●単独
●ルート図・・・・・見難くて済みません
●ルート断面図
0日目
⇒東京⇒越後湯沢 回りで、JR富山駅16:35着
まずは、明朝発折立行バスの乗り場の確認です。
南口を出て、右に曲がるとすぐに交番ありまして、その交番の前が乗り場でした。
バス乗り場 時刻表
宿は、富山地鉄ホテル。
事前に、素泊まり+折立行5:00発バスチケット付き8000円をネット予約済み。
夕飯朝飯は、ホテルの隣のマリエという名のビルの地下のスーパーで、
買い込みました。小さな缶ビールも忘れずに(^^)。
大きなザックを背負い、手には食料を入れた袋を持って、チェックインです。
夏山バスのご案内 富山地方鉄道(株) 16.07.25追加
1日目 折立登山口~太郎兵衛平~薬師沢小屋
JR富山駅前から、5:00発折立行バス乗車。7時過ぎ折立到着。
樹林の中を順調に標高をあげ、五光岩ベンチで一休み。
まもなく樹林を抜けると、開放的な登山道が先へと延びています。
炎天下で一気に暑くなりました。
折立登山口から、4時間30分かかって太郎平小屋に着きました。
予備日を1日設けているけれど、できれば先に進みたい。
グレー色の雲の流れを見つめては、宿泊手続きをする人たちを眺めては(〃´o`)=3 フゥ
かれこれ1時間。
時折、青空が見えてきたので、行くことに決めました。
太郎小屋のお姉さんが
「薬師沢小屋に、太郎小屋を通過したと連絡しておきましょうか?」と
おっしゃってくださったので、お願いをして出発しました。
小屋の左わき、新しくなったトイレの近くから道が延びています。
薬師沢は左へ、
なんてきれいなんでしょう。
とってもいい感じV(○⌒∇⌒○) ルンルン。先へ進むか悩んだことが嘘みたい!
これから先、橋が3つあります。
頑丈でしっかりしていて、手すりがあれば恐くはないけれど、
木道とか、丸木とか、傾いているとかはチョー苦手。
雨・風あったら、いっそう怖い。
どのような橋なのか気にしてましたが、ここ数日雨が降っていないということで
水量少なく橋も乾いているので滑らないし、ホッとしたのであります。
三つ目の橋(左俣出合) 橋のたもとに、咲いていました。
今回、カメラの予備電池を準備できな
かったので、最終日まで撮れるよう
我慢をして少なめにとり続けました。
カベッケ(河童)ちゃんに会えると期待していたけれど、
水たまりもないほどに乾いていたので、いなそうでした。(^_-)---☆
カベッケヶ原から先は、急下降。
登ってくる方が「後、どのくらい上りですか」「太郎小屋まで
どのくらいありますか」と、大変そうでした。
登ってくるということは、下山するってことかな。
数日の山歩きで体力を消耗しているでしょうし、
この暑さですものしんどいだろうなと思いました。
上手に日陰を見つけて休んでいる方も、いらっしゃいました。
太郎平小屋までなのか、それとも薬師峠のテントかな。
あるいは折立登山口に駐車した車までということもある。
とにかく雲ノ平に行くには、薬師沢の底まで下ってまた登り返すという難作業。
私も、頑張らなくちゃ。
薬師沢小屋が見えてきました。
薬師沢到着、15:08。
まあまあの混みようで、蚕棚部屋の下/畳1枚分に一人で、ゆっくり休めました。
明日は、このつり橋を対岸に渡り、雲ノ平へ登り返します。
吊り橋だから揺れますが、こういう頑丈で手すりのある橋は
足を踏み外しても落ちないと思うので、意外と平気です。
足元遥か下でゴーゴーと水の音がするのはなかなか迫力がありました。
≪次回へ続く≫
最後まで元気に終了できましたか~
さわやかな景色いっぱいですね
チョイ遠いところ・・・知らないお山ばっかりです
露天風呂が楽しそう
最後の橋はダメだわ スリルたっぷり!落ちないと言われても、ここで見るだけで
長期縦走を何度もしたことがありますが、
そうそう、北海道にも一夏に3回行ったこともあります。
今は山中で3泊以上になるのは、1年に1度になりました。
最後の夜は、疲れから食事が進みませんでしたが,
朝食はいつも通りに食べることができ、
「さあ降りるぞ」とエネルギーが満ち満ちて、
あとは、もう、普通の温泉に一刻も早く入りたくて、
足が自然にはやくなるのでした。
吊り橋を渡り終えると、写真では見えていませんが
直ぐに鉄梯子で河原まで下ります。
ほとんど垂直に掛けられた梯子に取りつく時の方が、
緊張しました。
上手く行ったのはすべて、お天気のおかげ。
ガスが出た時間帯が後半の日程中にもあり
ましたが、総じてこれだけ晴れれば満足です。
多くの人とめぐり合い、山のことから、孫の話などなど
いろいろな話をしましたよ。
男性とも話しましたが、やはり女性同士は面白い。
山の女は、自立しているよねー、強いよねなどと
同室の女性同志で盛り上がりました。
シニア世代5人だたこともよかったのでしょう、
実に面白かったです。
5人ではなく、自分も入れて4人でした。
みんな単独でした。
槍ヶ岳へ登る人、黒部五郎岳に向かう人、
新穂高温泉に下山する人、私も新穂高へ。
今回、シニア単独女性の方にはずっと、
お会いしなかったので同室に4人もそろって嬉しくて、
話が弾み楽しいひと時でした。
でも憧れています。
>なんてきれいなんでしょう
ついていきたい!毎回書いているようですが
ご婦人一人の山登り、三重県の中学生のように
事故には巻き込まれないよう注意してくださいね。
通っていますね!
アップを待っていました。この長い山行が
おひとりでということにまずおどろきます。
いつかお会いして直接お話が聞きたい気分です。昨日山形の息子のところから帰りました。
志賀高原と戸隠山のこともアップしてないのですが、これから入院して白内障の手術をしたりコンサートもいくつも買ってしまいました。
忙しいけれど一人住まいにはあまりひまなのもこまります。
いつかお会いしましょうね
かの高天原温泉・・・女性用風呂があるのですね。
混浴なのかしら、と思っていました。
ひと安心しました・・・
つり橋や渓谷・美しい山並み・・・なんて素敵なんでしょう!!
とても奥深くて、誰でもが行ける場所ではないところへ、案内していただきました。
感激です!!
続きを、楽しみにしています。
>ご婦人一人の山登り、三重県の中学生のように・・
はい、入山者の多い休日に登る、基本的に一般ルートにするなど、心がけています。
里山、低山ほど、さまざまな方が登りやすいので
要注意かと。
一人登山は、人間以外に熊も怖いし、足の骨折で
下山できなくなる恐れもあります。
道迷い、滑落などした場合の発見が遅れます。
こうしてみると1つもいいことないのですが、
自分の体力度、技術度に見合う登山をいましばらく続けたいのです。
このようなコメントをいただき、注意を新たにすることができまして、
ありがたく思いました。
これからも時々、お言葉をいただけますように、
お願いします。
存在感がありますね。
その姿に憧れて、室堂からダイヤモンドコースで薬師岳を縦走し、
太郎平小屋から折立に下山しました。
15年前のことです。
>薬師の方向が違う・・
はい、その通りです。
3日目の三俣蓮華岳の山頂から見える薬師岳です。
あらためて、薬師は大きいですね~
>長い山行が
おひとりでということにまずおどろきます。
周りの山並みは、全部縦走しているので、
未知の部分は2日目の雲ノ平と高天原、
3日目前半の岩苔分岐から岩苔乗越の
ルートだけだったことが大きいです。
ハイキングレベルではないので、事前に体力を整えて、
不安をなくし自信をつけて臨みました。
今の時代は、視界的情報も
ネットから収集できるので助かります。
と、いろいろ準備しましたが、一番助かったのは
お天気が良かったこと。
ちょっと自信のないところでも、周りの山から、
自分の位置を推測できますから。
>忙しいけれど一人住まいにはあまりひまなのもこまります。
私もそう思います。
思い返せば、おみやさんの立直りは見事でした。
少ししんどいですが、目的を持って生きることが
たいせつなことですね。
おみやさんが落ち着かれたら、またお会いいたしましょう。