4連休最終日の9月22日、愛猫の百か日法要、愛魚の四十九日法要の後、「花月」へ行きました。
百か日とは「泣くのを止めて前へ進むことを霊前に誓う日」、四十九日とは「亡くなったものが現生での形を49日目に終え、次の命へ向かう日」だそうで、新たな出発の一日なのでした。
余談ですが、最近ペットの長寿化もあってか、家族の一員である動物の火葬も珍しくはないようで、法要の後、お坊様が「ネットで調べたら金魚の火葬も結構ありました」とおっしゃいました。「一緒にいてくれる命」を互いに大事に思って生きていきたいですね。
花月でも次の命、新しい命が生まれていました。
涼しくなってきたせいか、赤ちゃんが生まれています。新米のお母さん達の中には、いつまでも子供気分が抜けなくて子育てを放棄しようとしたり、サボったりする母猫もいるようですが、マネちゃんと若女将が、母子の時間と場所を管理して、仔猫がお母さんのお乳を吸えるように、お母さんもストレスなく時々野外でくつろげるように気をつけていらっしゃいます。
ところで、私の母は来年「米寿」を迎えます。食欲は旺盛ですが足が悪いので疲れやすいのです。
ということで、母にはお寺の法要に参列した後、大事をとって先に帰ってもらいました。それだけでは可哀想なので会席の一部を折詰弁当にしていただきました。3,240円のお弁当です。見た目もきれいな二段重ねです。
母は自らを「欲っちょ」と称していますが、食べるところを見ていると「鮑の柔らか煮」を最後に食べました。
私はいつも美味しそうなものから先に食べます。TVでも「最初に食べる派 vs 最後に食べる派」は話題に上がっていて、良し悪しは別として、最初に食べる人より後から食べる人のほうが社会的であるように報じられていますがどうでしょうね。
何を人に合わせるのを良しとするかにもよるのだと思います。そういうところは、母とは正反対ですね、そういえば私の方が根っから「欲っちょ」かも。
いずれにせよ、生き物にとって最後まで残る喜びは、「食べること」だと思います。
観ること、聞くこと、話すこと、触れること、五感を使う喜びは命ある限り残りますが、中でも食べることは大きな喜びです。
「食」は「命の喜び」の根源です。仔猫達も私達も、乳を吸うところから始まり、命を終えるまでに多様な味覚を覚えて楽しみます。大いに楽しみたいものです。
花月のお料理、そのお味はお弁当にしても素晴らしいものですよ。
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【公式】神戸須磨の会席料理ランチ・ディナー │ 味と宿 花月
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