須磨観光ハウス~花月と猫の物語

1937年(昭和12年)に神戸市迎賓館として誕生した須磨観光ハウス「花月」と猫ちゃんたちを応援するブログです。

花月のお料理(30)~鯛のおぼろ巻

2020-09-23 12:42:35 | 花月のお料理
八寸で注目の一品ですのでご紹介します。
まず口の中に「おぼろ昆布」自体のうま味が広がり、更におぼろ昆布と白身の鯛のマッチングがなんとも美味い!の一言につきます!!言えない!!!



最近は塩分のことを気にして味噌汁を飲まなくなったとか、味噌は発酵食品で人気復活とか、味噌汁はよく話題に上がりますね。
私の子供の頃は、味噌汁がなければ「とろろ汁」というのを作って飲んだものです。
とろろ昆布を汁椀に入れ、醤油をかけ、お湯を注ぐ・・・それだけですが、学校帰りの土曜日の昼食などに味噌汁の代用品として飲みました。
朝はご飯と味噌汁でしたので、朝の味噌汁にもよく入れました。

今ではあまり昆布を食べなくなったんでしょうね、昆布は出汁だけでなく、おやつとしてもよく食べていました。
スナック菓子も少なく、小魚や昆布がおやつになる時代でした。
「都こんぶ」だけでなく、普通の出汁昆布を切って咬んでいました。
思えばインスタントカップ麺もなかったので、「とろろ汁」はお手軽インスタント料理でもありました。
貧しいようですが、見栄えとは別に食材のうま味をインスタントにしたり、おやつにしたりする贅沢な時代だったのかもしれませんね。

私の中で「おぼろ昆布」は常に「とろろ昆布」より上位に位置していました。
おぼろ昆布は高価で美味しいので「インスタント的お醤油かけ汁」や毎日のおやつには使えません。昆布専門店で売っているものでした。

今度、おぼろ昆布で「醤油掛けおぼろ汁」を食べる贅沢をしてみましょう。
その時にはもちろん、お醤油もいいものを買います。
昆布のうま味だけを楽しむ・・・豊かな自然食材が枯渇していく未来では、最も贅沢なことになるかもしれません。

「昆布村 KONBUMURA」HPより



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