半次郎の“だんごんがん”

要するに、居酒屋での会話ですね。
ただし、半次郎風のフレーバーがかかっています。
≪安心ブログ≫

日本で唯一の地名が消滅するかも?!

2012年03月06日 12時34分28秒 | 理解できな~い!

こんにちは、半次郎です。

今日は雨模様ですが、気温が17℃まで上昇するとのこと。
日に日に春めいて来ていますね。
雨も心なしか温かく感じます。

さて、埼玉県八潮市に“垳”と言う地名があるのだそうです。

この見慣れない漢字は“がけ”と読むのだそうで、恥ずかしながら半次郎、この年齢になるまで知りませんでした。

そんな珍しい漢字で表現された地名を、こともあろうに区画整理と称して変えてしまおうとする動きがあるのだそうです。

いつから希少価値を認めない国になったのでしょう?
国と言うより、その地域の自治体の問題なのかも知れませんが、自慢こそすれ、変えてしまおうだなんて、全く理解できません。
“垳”と言う字を地名に使っているのはこの地域だけなのに…です。

私たちは、先祖代々が残してくれた様々な文化を継承し、後世に遺すのが使命だと思っています。

ところが、この漢字を選び出し地名とした先人たちの思いが、風前の灯火のように消し去られようとしているのです。

何故、地名を変える必要があるのでしょう?

過去にも、黒門町や柏木といった地名が消えて行きました。
30年以上前の話です。

それ以前には、噺家や講釈師の名人上手を『黒門町の師匠』とか『柏木の師匠』とかといった呼び方で呼んでいて、江戸情緒と言いますか、風情がありましたね。
町名が消えてしまった今とっては、そういう呼び名も通じなくなってしまった訳です。
悲しいものですね。

今回の件は、その時と同じ間違いを繰り返そうとしているということなのです。

それにしても、変更する側の理由というのを、一度訊いてみたいものですね。

まさか自分たちの作業の都合じゃあないでしょうねェ?

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