半次郎の“だんごんがん”

要するに、居酒屋での会話ですね。
ただし、半次郎風のフレーバーがかかっています。
≪安心ブログ≫

ハイネによる幸せの定義とは・・・

2006年12月14日 20時31分52秒 | 詩・メルヘン
こんばんは、半次郎です。

ハイネが“幸福”について書いた詩をご紹介します。
喩えはよくありませんが、なんとなくこんなイメージがあるのも分かります。



     幸 福 は / 詩:ハインリヒ・ハイネ

   幸福はいわば浮気な娼婦
   おなじ場所にいたがらない
   おまえの額の髪をなでて
   すばやくキスして飛んでゆく

   不幸はそれと反対の奥方
   おまえをつよく胸に抱きしめ
   ゆっくりするわと言いながら
   おまえのベッドに腰かけて編物をする

                   訳:井上正蔵


幸せは、それに慣れてしまうと、その存在自体に気付かなくなるものなのでしょうね。
・・・自分の身近にないものが幸せだと勘違いする。
そうして、多くの人が幸せに気付かずに幸せの幻を追いかけているのではないでしょうか?

幸せって、失って初めて気付くものだったりします。
当たり前でいられることが幸せだと気付いた時には、幸せの一つを失っているのかも知れません。
やはり、普段通りでいられることに、日々、感謝をしていきたいものですね。
                               from 半次郎



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