半次郎の“だんごんがん”

要するに、居酒屋での会話ですね。
ただし、半次郎風のフレーバーがかかっています。
≪安心ブログ≫

ロシアは貧困の極みなのか?!

2016年12月21日 12時02分30秒 | 理解できな~い!

こんにちは、半次郎です。

今日は16℃まで気温が上がるとのことで、かなり暖かい冬至になりました。
柚子湯に入りたいのですが、食用(?)のきれいな柚子しかないので、少し躊躇しています。
皮を剥いて、中の実だけをお風呂に入れましょうかね?
いやいや、風呂釜が錆びそうなので、止めときましょうね。

さて先週、プーチン大統領が来日されて話題になりましたが、今度は安倍総理がロシアから招待され、来年早々にでも訪露すると言われていますが、そのロシアで前代未聞の事態が起きているようです。
ロシア・シベリア地方のイルクーツク市で19日、人体に有害なメタノール入りの入浴剤を飲んだ住民58人が死亡し、非常事態宣言が出されるほどの騒動になっているとのことです。

なぜ入浴剤を飲んだのかと言うと、これがお酒の代わりだったようです。

現在、ロシアでは、最も安いウォッカは500ml当たり、360円で売られているそうですが、この入浴剤はその半額ほど(250ml入りのボトル1本が40ルーブル(約76円))で買えるのだそうです。
ただ、入浴剤の成分にメタノールが含まれているとは記載されていなかったようで、製造業者が逮捕されたと言うニュースもあります。
製造業者にとっては飲み物じゃないと言い訳したいでしょうが、入浴するときに使用するものですから、有毒な物質が含まれているのはイケませんよね。

日本でも、戦後の闇市で「バクダン」と呼ばれる粗悪な密造酒が売られていた時期がありました。
税金の安い燃料用のエタノールには、税率の高い“お酒”と区別するために、毒性の高いメタノールを添加しピンク色に着色されていたのですが、この危険な燃料用のアルコールを精製し、エタノールだけを抽出したものが「バクダン」です。

しかし、何せ“闇”ですから精製もいい加減で、メチル成分が残っていて、飲んだ方が失明し、「目散る」と呼ばれたりしていたようです。
あの頃は、戦後すぐでみんなが貧しく物がない時代でしたから、良いものを選んだり吟味したりといったことが出来なかったのでしょうね。

・・・と言うことは、今のロシアの暮らしは当時の日本と同じか、それ以下なのでしょうね。

そう思って調べてみたら、2015年1〜9月期における貧困者数は前年同期より230万人増加し2030万人もいて、実に国民の14.1%が貧困ラインとされる月9673ルーブル(約1万6000円)以下の収入で暮らしているとのことです。

大変なことになっていますね。

因みに、我が国で生活保護を受給している方は、今年の7月の時点で163万4759世帯になったという記録がありました。
人数にして約214.5万人です。
そして、その支給額はと言うと、一人暮らしの場合、平均すると大体月額で12万円だそうですから、ロシアの1万6000円以下の暮らしよりはまだマシだと思えます。

ロシアの貧困者層が異常に増えているという問題は自殺者数にも表れていて、毎日、124人もの自殺者が出ている計算になります。
実に日本の1.5倍だそうです。

1.5倍・・・?

そうすると、日本も毎日80人ほどが自殺しているということになりますね。
これは、大変な数字ですよね。
全てが貧困を理由にした自殺とは限りませんが、会社経営に失敗して借金を返せなくなった人なんかも、“貧困”に加えてもいいかも知れません。

安倍総理、僕らが入浴剤を飲まなくてもいいように、アベノミクスをしっかり頼みますよ~!

From 半次郎



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