半次郎の“だんごんがん”

要するに、居酒屋での会話ですね。
ただし、半次郎風のフレーバーがかかっています。
≪安心ブログ≫

枝雀さんの“恨み酒”

2006年04月26日 17時15分34秒 | ★ 落語(・・・のようなもの含む) ★
こんにちは、半次郎です。

二日酔いが治まったので、二度目の登場と相成りやした。
・・・酒で思い出した話題をひとつ。

桂枝雀さんが亡くなられて丸7年になりました。(1999年4月19日没)
亡くなられたのは、自殺を図ってから約1ヵ月後でした。
命日から一週間ほど過ぎてしまいましたね。
タイミングが悪くてスビバセンねェ。

私は上方落語も時々ですが聞いています。
・・・と言っても古い噺家さんがほとんどで、最近の噺家さんは分かりません。

枝雀さんの“恨み酒”は、新作落語(作:織田正吉)ですが、古典の匂いがする名作でとても気に入っている噺です。

この噺は、20年ほど前になりますか、TBSラジオで放送されたものを録音して飽きるほど聞いておりました。(全然飽きまへん!?)
その後、私も結婚をし、子供ができ、引越しを何度か繰り返す中で、録音TAPEが紛失してしまい、聞きたくて聞きたくて、ムズムズしておりました。

つい最近、図書館で落語のCDを見ていたら、ナントあるではありませんか。
紛れもなく枝雀師匠の“恨み酒”が入ったCDです。
“枝雀落語大全”の“第三十六集”です。(東芝EMI)

収録されている噺は、
(1) 義眼
(2) 恨み酒
(3) 不精の代参
(4) SRその2
とあります。

早速聞きました。

・・・ところが、音源が古いせいか私の知っている“恨み酒”とはサゲの台詞も微妙に違っていて、『う~ん』と唸ってしまうよりほかはないという状態でした。
録音は今から30年ほど前の昭和50年11月20日となっています。

おそらく、その後にサゲの台詞を私の知っているものに変えて演ずるようになったものと思いますが、正直言って“今市”でした。

最高のものを味わってしまった後は、“中の上”(いや“上の中”か?)では満足しないですね。
特に“噺”というものは、演じていく度に良いようにこなれて“名作”が生まれるものですから・・・。

東芝EMIさん、他に音源をお持ちではありませんか?
もしあったら、追加で発売して下さい。
お願いいたしやす。
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