半次郎の“だんごんがん”

要するに、居酒屋での会話ですね。
ただし、半次郎風のフレーバーがかかっています。
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過労死ライン引き下げへ

2017年01月18日 12時24分00秒 | よもやま話

こんにちは、半次郎です。

今日は寒波も過ぎ去ったようで、比較的穏やかな陽射しの多い一日となりました。
気圧配置も“西高東低”とは異なったものになっていて、張り出した高気圧が北海道を除く本州~九州・沖縄を覆っています。
そのさらに北の上空には次の寒気があるようですから、一時の平穏と捉えておいた方が良さそうですが・・・。

さて、電通の過労死問題を受け、厚生労働省は労働基準監督署の立ち入り検査の過労死ラインを「月間100時間超」から「月間80時間超」に引き下げたようです。
その結果、立ち入り検査の対象事業所が、前年同期の4861事業所から1万59事業所へと倍増したとのことです。
こんな風に過労死ラインを切り下げれば、対象となる事業所が格段に増え、立ち入り検査をする側が過労になることも想定されます。
ミイラ取りがミイラ・・・ですね。

過労死の問題は難しいものがあり、一概に時間制限をして外れた事業所に対して行政指導をすれば解決するかと言うと、そうでもないような気がします。

実は、半次郎も末娘が生まれて間もない頃、残業が100時間を超える長時間労働を3年近くやったことがあります。
確かにハードでした。
帰宅するのは深夜の2時前後で、興奮状態のせいかすぐには眠れず、眠りにつくのは大体3時過ぎ。
朝は6時過ぎに起きて、ボーっとした状態で、職場に向かう毎日でした。

休日も、土曜日は出勤ですが、必ず日曜日は休むようにしました。
それだけでも肉体的な負担は全然違います。

また、仕事についての職場の同僚や上司の考え方も影響していると思います。
ほぼスケジュール通りに進捗していたため、吊るしあげられたり罵声を浴びせられると言ったこともなく、肉体は疲れていましたが、精神的に追い詰められるといった極限状態にはなっていませんでした。

確かに、あの状態で日々、上司や周囲から責められる状態だったとしたら、無事でいられたかどうかは分かりません。

と言うことは、上司や周囲の人の考え方や言動と言ったもの、つまりその職場やプロジェクトの体質といったものが重要になってくるのだと思います。

つまり、いくら残業時間の制限時間を引き下げても、そう言う厳しい組織に身を置けば、過労になってしまうものなんだと思うのです。

半次郎は、たまたま良い職場、良いプロジェクトに配置されたと言うだけで、もし火を噴いているプロジェクトだったとしたら・・・、半次郎だってどうなっていたか分かりません。

会社は人間が動かしています。
会社を動かしている人間が、どのように考えるかで、大変になったり、救われたりする訳です。

案外、業績の良い会社と言うのは、無理やりその業績を作らんがために、社員にハードワークを強いているのかも知れませんね。

外から見ただけでは分かりません。
同じ会社でも動かす人が変わると、良くなったり、悪くなったり・・・。
会社名だけでは分からないと言うことですね。

一体全体、どうしたらいいのさ~?

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