2023年12月2日のまにら新聞から
12月2日のまにら新聞から
パグアサ島にPCG新基地 船舶自動識別システムなど装備
南シナ海南沙諸島にあるパグアサ島で1日に比沿岸警備隊の新基地施設の竣工式が行われた
https://www.manila-shimbun.com/category/society/news274153.html
パグアサ島で完成した比沿岸警備隊の新基地=同隊提供
フィリピン沿岸警備隊(PCG)は1日、南シナ海南沙諸島最大の島でフィリピンが実効支配するパグアサ島で、沿岸警備隊の新基地竣工式を開いた。鉄筋コンクリート3階建ての本舎とその周辺の建物群からなり、レーダーや船舶自動識別、運航管理システムなど先端技術も導入されている。商業運航する比や多国籍の船舶や航空機だけでなく、南シナ海での進出を強化する中国の艦船や民兵船などの動向を監視する役割も担っている。
竣工式にはロニー・ガバンPCG長官、エドゥアルド・アニョ大統領顧問(国家安全保障担当)、アンドレス・センティーノ大統領顧問(西フィリピン海問題担当)、エルメール・サルミエント運輸次官らが参加した。
アニョ大統領顧問はスピーチで「中国が比国内の分断を作り出すために情報戦を含めた多面的なアプローチを仕掛けている」と述べた上で、「対抗するためには、すべてのセクターを含めた包括的な対策が重要だ」と強調した。
パグアサ島の旧PCG基地は、2021年12月にミンダナオ地方北部からセブ島などビサヤ地方を縦断し、各地で甚大な被害をもたらした大型台風オデットで全壊し、仮設の施設で隊員の駐屯などを継続させていた。(澤田公伸)
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借金未返済で射殺される
https://www.manila-shimbun.com/tabloid/tabloid1701442800.html
ケソン州サンフランシスコ町パグサンガハンで29日、45歳の男性が未返済の借金をめぐり武装した4人組の男に射殺された。警察は、被害者を同町に住むリッキー・アニバンさんと特定。事件発生当時、アニバンさんは妻を後ろに乗せてバイクを運転していたところ、4人組の武装集団が突然現れ、行く手を阻んだという。その後、1人が何も言わずにアニバンさんの頭に発砲し、アニバンさんは即死。妻を残して銃撃犯は2人が乗っていたバイクに乗って逃走し、3人も行方をくらませた。アニバンさんには未払いの借金があり、それが動機とみて警察は捜査を進めている。(1日・テンポ)