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2022年11月19日のまにら新聞から
11月19日のまにら新聞から
孤島や国軍基地で隔離 凶悪犯罪者に関する規則発令へ
凶悪犯罪の受刑者の隔離を定めた共和国法に基づき司法省がまもなく規則細目を発令
司法省のクラバノ報道官は16日、今年7月に発効した凶悪犯罪者用特別施設法(共和国法11928号)に基づいて、凶悪犯罪者で有罪判決を受けた受刑者を孤島や国軍基地内などに厳重隔離する施設を設置するための規則細目がまもなく策定されると発表した。17日の英字紙インクワイアラーが報じた。
同法に基づく規則細目の制定により、ルソン、ビサヤ、ミンダナオの3地方に1カ所ずつ人口の多い地域から離れた孤島や国軍基地内、地方の刑務所などに凶悪犯罪受刑者用の隔離施設を建設する計画。現在の各刑務所における定員超過問題を解消するとともに、刑務所内外の犯罪に関与する受刑者に対する監視を強化することが目的。
同報道官によると、隔離施設は無許可での通信手段が取れない場所に設置し、男性用、女性用、LGBTの受刑者用の建物にそれぞれ分けられるという。また、隔離施設の内部には監視カメラが設置され24時間受刑者の動向を監視するほか、監房の施錠や出入り、区域ごとの往来を厳しく制限するシステムが採用される見込みという。
一方、同規則ではさらに、太陽光やバイオマスを使った発電施設、さらに雨水回収・浄化装置などを設置して隔離施設だけで独自に電力や水道を賄えるようにする条項、そして国連および海外での収監者取り扱いに関する基準や規則などを参考にした、弁護士や家族による接見や交信を受ける権利も保証することが盛り込まれるという。
規則細目案では、隔離施設が完成した日から30日以内に凶悪犯罪による受刑者の移送が始まるとみられている。2022年10月時点で国内最大の刑務所であるニュービリビッド刑務所では、収容能力6345人に対して、その5倍近い2万9204人が収容されている。国内で矯正局が管轄する刑務所計7カ所には5万141人が収容されており、そのうち凶悪犯罪による受刑者は3608人いるとされている。
ルソン地方における隔離施設の候補地としては西ミンドロ州のサブラヤン刑務所・刑務農場が挙がっているほか、ビサヤ地方ではレイテ州アブヨグ町にあるレイテ地域刑務所などが候補地に挙がっている。(澤田公伸)
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停電でエレベータに閉じ込められる
ニノイ・アキノ国際空港で17日、ターミナル1、3、4が一斉に停電し、数十分にわたりエレベーターなどが止まった。自家発電機もすぐに作動しなかったため、エレベーターに多くの乗客が閉じ込められた。チェックインカウンターや出入国審査場の周辺でも多くの利用客が足止めをくらい、ターミナルビルの各地で長蛇の列が出来た。空港当局は空港ターミナルへの電力供給がストップした原因を究明するとともに、10台あるバックアップ用の発電機が全く作動しなかった原因についても調べるとしている。(18日・ピりピノスターガヨン)
運び屋稼業 ミッション10:マツダ・フレアワゴン ~一宮店 Part 14 2022 11 11
運び屋稼業 ミッション10:マツダ・フレアワゴン ~一宮店 Part 13 2022 11 11
2022年11月18日のまにら新聞から
11月18日のまにら新聞から
きょう三越オープン 東南アジア初、BGCに
BGCにMITSUKOSHI BGCがオープン。東南アジア初の三越店舗に
三越伊勢丹ホールディングスはきょう、タギッグ市ボニファシオ・グローバルシティ(BGC)に野村不動産株式会社、比不動産大手フェデラルランド社と共同開発する複合施設「ザ・シーズンズレジデンス」の地下1階~地上3階に、東南アジア諸国連合(ASEAN)初の三越店舗である「MITSUKOSHI BGC」をクリスマス商戦本格化前に先行オープンした。
同店は、フィリピン初の三越伊勢丹グループ商業施設であり、日系の百貨店・デベロッパーによる複合プロジェクトとしてもフィリピン初。さらに、海外の三越店舗のなかで初めて三越のシンボルであるライオン像が置かれた店舗でもあり、「初めてづくし」となっている。
▽デパ地下、紀伊國屋
先行オープンのテナント開業率は55%で約60店。地下1階は日本の「デパ地下」をテーマにする。食料品店「MITSUKOSHI FRESH」では、日本産を含めた生鮮食品・食料雑貨・酒類を販売。「獺祭」「宮寒梅」など日本酒ブランドも取りそろえるほか、「東京ばな奈」や「喜久福」など、デパ地下コンセプトを反映した商品も販売する。また、英国発のクッキー専門店「ベンズクッキーズ」、チーズケーキやソフトクリームなど洋菓子を販売する「東京ミルクチーズ工場」、シンガポール発のパン販売チェーン「ブレッドトーク」などが出店する。
2階には紀伊國屋が比書店「フーリーブックト」との提携を通じて出店。日本に本社を置く書店の出店はフィリピンで初となる。店舗のディスプレイには漫画「進撃の巨人」、写真集「YUZURU 羽生結弦写真集」、ムック「週末でつくるガンプラ凄技テクニック 」などといったコアなファンを集める書籍も並ぶ。店員によると、日本書籍の取り寄せも可能だという。近くにはフィギュアやぬいぐるみなどのアニメグッズを販売する「CO.」も出店する。
麻の葉模様をモチーフとする店舗の外装は、2020東京五輪ロゴをデザインした東京造形大客員教授の野老朝雄氏が手掛ける。
また、「参道」や「通り庭」などの要素を盛り込んだ内装は、百貨店や博覧会などの空間総合プロデュース・施工で日本最大手の株式会社乃村工藝社が請け負った。海外三越初のライオン像設置も含め、三越伊勢丹の本気度を伺わせる造りとなっている。
▽決め手は人口ボーナス
三越伊勢丹はまにら新聞の取材に対し、MITSUKOSHI BGC主要ターゲット層について「外資系企業・比国内財閥系企業の従業員およびその家族、企業経営層」と説明。特に富裕層はコロナ前に銀座三越に訪れたことのある人も多く、ネームバリューが高いことが判明したことから、伊勢丹ではなく三越の暖簾(のれん)を選択した。中高所得層比率が高く、開発継続で入店・入居者の中長期的増加を見込む立地であるBGCからターゲット層の消費需要の取り込みを狙う。
SMやアヤラモールなど比国内財閥系商業施設に対する差別化戦略としては①日本商品とおもてなし②日本の要素を取り入れた空間設計③コンドミニアムとの複合施設であることを考慮した日用消費財への特化――という3点を挙げた。
また、他のASEAN諸国でなく、なぜ比を三越の出店先に選んだのかついては①高い経済成長率②ASEANの中でも人口ボーナス期が最長で、今後も個人消費の拡大が見込めること③フェデラルランド社という「素晴らしいビジネスパートナー」が見つかったこと――という3点を説明した。
人口ボーナスとは、生産年齢人口の増加率が人口増加率を上回る状態。通常は労働という生産要素の増加は経済成長につながる。
ところが比では、あふれる労働力を吸収する雇用が慢性的に不足したころから、労働力輸出(海外比人労働)を通じたブレインドレイン(頭脳流出)、高い不完全就業(偽装失業)率、都市部にインフォーマルセクターが集中する「過剰都市化」などの諸問題が発生してきた。それがノイノイ・アキノ政権以降の良好な経済パフォーマンスにより、「人口ボーナス」が比にとっても長期的な経済成長の継続を裏打ちする指標として外資から再評価されているようだ。(竹下友章)
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スリガオ市の学校が爆破予告で大混乱
北スリガオ州スリガオ市サンフアンの国立高等学校で16日、フェイスブックを通じた爆破予告が投稿され全校生徒が一時グラウンドに避難するなど混乱事態となった。学校職員によると、「同学校の生徒が爆弾を仕込んだ」という爆破予告を受け取った後すぐに、全授業を中断し避難指示を出したという。地元警察は学校側から連絡をもらってすぐに弾処理班が派遣し、徹底的に捜査を行ったが、爆弾は見つからなかったと説明。学校側と警察は連携して、爆破予告を送信した生徒の捜査を進めている。(17日・テンポ)