嗜好を志向する思考系ブログ。

(記事考察3/4)保守派の根本

記事考察の第3回目(3ページ目)です。
このページは筆者の考察がかなり入っているようですので、味わって読んでいきたいと思います。
「勝ったのはトランプ」と一部日本人までが言い張る理由(3ページ)(←リンク先はヤフー・ニュース)
<選挙権もないのに「バイデンは不正で勝った」「真の勝者はトランプ」と騒ぐ人がいるのは世界でも日本だけ>


【3ページ目】
■1段落目要約
『最後までトランプ勝利を疑わないグループは、2021年にバイデン政権が発足しても、「民主的正当性がない」とするだろう。』

⇒「不正選挙がなかった」事が証明されないまま、1月6日にバイデン氏決定となれば、正当性の対立が起きるというのは、私も同意見です。
 ただし、その中心は米国でであり、筆者の論のように、日本の保守派は全く部外者でしょう。
 民主党と選挙協力関係にあった「ブラック・ライブス・マター」や、「アンティファ」といったグループによる暴動が、”リベラルな州”で発生し、戒厳令が敷かれてもおかしくない状況に陥ると思われます。
 (米国市民は自衛の為の銃を急ぎ購入している様で、銃販売店は品切れの状態にあるとのこと。)←我那覇さんによる1次情報

■2~5段落目要約
『第二次安倍政権の「反中政策」に不満を持った日本の保守派は、トランプ政権の対中強硬政策に心酔し、事大主義に陥った。』

⇒2段落目、トランプ氏を”頼みの綱”と見做しているという意味では、同意します。
 世界中で、今の中共に対抗できるのは、米国トランプ大統領くらいでしょうから。
 第二次安倍政云々については、そういう意識が私には全くないので、それを論拠とされても、ピンと来ないというのが実感です。
 そういう人がいるかもしれませんが、いずれにしろ、この部分に筆者の主張が込められているような気がします。
⇒3段落目は、トランプ氏のトンデモ理論の紹介となっている訳ですが、これも私とは認識が違いますね。
 進歩的とされるCNNの内情は前回の記事にも書きましたが、敵対的な記事を何度も書かれれば、誰だって反撃したくなるでしょう。
 「武漢ウィルス」の名称は誤りだとありますが、「スペイン風邪」や「MARS(中東呼吸器症候群 )」の様に、発生地の名称を付けるのが国際標準だったと記憶。
 さらに、コロナ禍の損害賠償を中国に請求するというのは、米国に限らず国際的な流れであり、これは大手メディアも報じていたかと。
 (アフリカの某国が、賠償の形代わりに中国からの借金を返済しないと宣言し、中国があわてて、アフリカ諸国の借金返済を猶予する方針を打ち出したと記憶。)
⇒4~5段落目は、「保守派は直情的で、主体性がない」と読み取れます。
 これまでの筆者の認識および分析を展開し、そこに帰結するのであれば、そうなんでしょう。
 ただ、アメリカファーストを標榜するディール大好きな大統領候補者の、さらに予備選挙戦での「言葉」を、日本国に対する過酷な「事実」として引用するのはどうなんでしょ。
⇒余談ですが、「事大主義」の文字を見て、脊椎反射で「夜郎自大」にそんなニュアンスあったなかと思って確認したら、孟子の「以小事大」が語源なんですね。
 そう言えば、字が違ってました。あと、その解説を読んでいて、『葉隠』の大事と小事の一節を思い出しました。

■6~7段落目要約
『安倍総理の退任により、保守派に心理的空白が生じ、それを埋めるものとしてトランプ氏の勝利を願う気運が生まれた。』

⇒ここまで進めてきて、何故こんな認識の違いが起こるのかが、やっと分かりました。
 筆者は、安倍政権の事をしきりに挙げてますが、保守派は「国」を憂えているのであって、「政権」を憂えているのではありません。
 保守派にとって、「為政者」は為政者に過ぎず、「国」とは全くの別物です。
 (だからこそ、明治維新のような動きが起きるのあり、そういう動きを起こすのが、保守真実派だと思います。)
 心理的空白の有無は関係なく、日本国にとって、米国の支援が必須と考えるから、トランプ氏の勝利を望むのです。
 (米国民主党は、基本的に”親中反日”であり、これまで日本バッシングを行って来たのは民主党政権なんです。)


記事3ページ目は、筆者の考えが良く見えた気がします。
昔、「WHAT(なぜそうなのか?)」を5回繰り返すと、原因にたどり着くという思考テクニックがありました。
実はあの方法は、入口を間違えると、全然違う結論にたどり着くという危険性を含んでいます。
それと同じ感じで、筆者の論は、私とは前提が違いますので、たどり着く結果も違うんだろうなと。
あいかわらず、引用の仕方は、どうなんだろと思いますが。



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