令和6年12月8日 羽生市立図書館で羽生学講座(”12”とのことです)に参加してきました。
『天正二年関宿・羽生城合戦 ─北条・上杉それぞれの戦略─』と題した、埼玉県立自然の博物館の岩田さんによる講演でした。
岩田さんは昨年、市の職員で歴史研究家の高鳥さんも執筆をされた
「戦国の城攻めと忍び 北条・上杉・豊臣の攻防」の出版の中心となられた方で、
私も発売直後に購入して大変楽しく読ませてもらったので、生でお話を聞ける貴重な機会でした。
羽生市における鉄道の歴史を調べている割には、正直学校で習った歴史には全く自信のない私ですが、
この講座には参加できて本当に良かったです。
歴史そのもののお話はもちろんなのですが、私にとって非常に参考になったのは、
歴史を研究する上で資料とどんな考え方で向き合い、取り扱っていくか、ということでした。
特に国土地理院の地図の”標高データ”を活用して、謎多き羽生城の姿を浮き上がらせる手法は衝撃的でした。
しかもその一部ではありますが、標高データの活用は私にも出来ることであると直接教えていただき、早速自宅でやってみました。
地理院地図の中にある「地図の種類」から「標高・土地の凹凸」を選ぶと、「自分で作る色別標高図」というものが出てきます。
そこで岩田さんがやられたように「50㎝単位」の標高図を作ってみると、確かに身近な地域の気づかなかった地形が現れてきます。
今後羽生おばけトンネル研究会の鉄道や道路の調査で、この手法は活用できるのではないかと思っています。
会場には高鳥さんもいらして、私は最後に生意気に著書を読んで両氏が書かれていたことに関しての質問などをさせていただきました。
そのことも含めて、自分としては充実した時間をいただきました。
この場を借りて岩田さん、高鳥さん、そして主催者の皆様に心から感謝申し上げます。
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