放射能汚染問題

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隕石2

2010-08-18 | Weblog
ブレナム・パラサイト(Brenham Pallasite)

石鉄隕石は主に「パラサイト』と『メソシデライト』にその内部の構造で分類されています。
『ロドラナイト』と言うメソシデライトと深い関わりがある隕石はニッケルー鉄の不連続な
集合体の中に、ほぼ同量のプロンザイトとかんらん石をもつ。ロドラナイトは極端に数が
少なく、14の標本が知られるだけで最近ではロドラナイトは石鉄隕石ではなく、エイコンドライト
に分類されることが多いみたいです。
パラサイトはかんらん石(ペリドット)の結晶と網状のニッケルー鉄で出来ています。
1772年、ドイツ人の博物学者であるパラスはクラスノヤルスクで発見された重さ数100kgにも
及ぶ巨大な金属塊をペテルブルクに持ち帰って調べました。
当時はこの石が隕石だと考えられていなかったがそのサンプルを採取し日記にその記述を
残していました。後にこの石と同じ組成と構造を持つ隕石が見つかりパラスの名をとってパラサイトと
呼ばれることになったそうです。
パラサイトで数がもっとも多いのは、1882年にアメリカのカンザス州カイオワ群で発見された
この画像のブレナム・パラサイト(Brenham Pallasite)で1トン以上回収されています。
余談ですがパラサイト(Pallasite)は寄生虫を意味するパラサイト(parasite)とはスペルが違いま
す。 このパラサイト隕石を初めてみた時はその美しさに感動しました。
ちなみにこの画像は原石ではなく標本用に薄くスライスカットしたものです。
パラサイトが落下してくる割合は全体の隕石のわずか数%だと言われていますが1898年2月1日、
高知県でパラサイトである『在所隕石』が落下し330g回収されています。
こんなのが家の庭に1kgでいいので落ちて来ないかなぁ(笑)
でも落下が目撃されたパラサイトは、世界中で4例しかないらしいです。